おもちゃみたいなお茶目で可愛いケーキたち、アドリアノ・ザンボ・パティシエ

マカロン(各$2)手前から左回りに、ラスベリー+ビートルート、バブルガム+ストロベリー、コーヒー+ナッツ、モンブラン、ピスタチオ+ペア+フェネル、ブラックカラント、ピスタチオ+ペア+フェネル、真ん中がアプリコット+ホワイトピーチ
店内のショウケイスには、見た目もおもちゃみたいなケーキ、タルト、マカロンが並び、外のショウケイスにはペストリー、店の上部にはパンが並ぶ。同店のケーキはシーズンごとにすべてメニュー替えをするそう。だから、あのケーキが美味しかったけど次に行ったらもうなかった、ということがあり得、一生もう絶対に出会えない味もあるのだ。それだけ、ザンボ氏が精力的に新メニューのケーキを作り続けている姿勢も非常にパワフル。ただし、パッション・フルーツ・タルトのみ、5年前の開店時からあるという。おまけに、閉店には毎日ケーキは売り切れるという人気なので、午後にはお目当てのケーキに出会えない可能性もある。
現在の春シーズンのテーマは「オールド・フェイヴァリット」。上記「エスケープ~」は、いかにも若いザンボ氏のオールド・フェイヴァリッドがおそらくコカ・コーラ味だったり、酸っぱいシャーベット味だったりという彼の楽しい子ども時代を連想させる。しかし、このケーキに一体どれだけの驚きが隠されていることか! トップの銀色の部分はダーク・チョコ、その下の缶のトップ部分が酸っぱ~いサワー・シャーベット味、その下にチョコのカップの中に、甘酸っぱいチェリーのソースが、そして、缶の上部にダーク・チョコ・ムース、下部には上部よりも少しだけ軟らかいチョコ・ムース、上部と下部の間にはダーク・チョコのしきり、下部のチョコ・ムースの中にはお酒に漬けたチェリーが、そして、一番下の層にはコーラに浸したスポンジ。同様に、「ストーム・クラウド」は昔よくあったレモン・タルトを思い起こさせ、弾力のあるブルー・ベリーのメレンゲとレモンの酸味とベリーの甘酸っぱさに唇を青く染めながら記憶の思い出をたどってしまう味だ。
次の夏シーズンのテーマは「THINGS I LOVE(僕の好きなもの)」、楽しみでたまらない。
ケーキだけではない、実はマカロンが有名な同店には60種類のマカロンがあり、常時8種類くらい店にでている。マカロンの味センスにも卓越した才能を感じさせる。万人に受ける味のラスベリー+ビートルート、アジアが口に広がるココナッツ+パンダン、天才と思わずにはいられないコーヒー+ナッツ、ココナツの香りをプラスしているピスタチオ+ペア+フェネルなど。
リピーターが多いのが頷ける、同店。隣町のロゼールに工場があり、カフェも併設されている。そして、もうひとつ朗報は、ノースにもうすぐ出店するとのこと! 首を長くして待つか、今直ぐバルメインに走るか、あなたはどっち?
296 Darling St, Balmain
☎(02) 9810 7318
月~金 8AM ~ 6PM、日 8AM ~ 4PM




