オーストラリア(シドニーとちょっとメルボルン)のグルメ情報

2月, 2010 のアーカイブ

新鮮&繊細なテイストを豪華な雰囲気で、チェディ

ニュータウンのキング・ストリートのシティ寄り、シドニー大学とミッセンデン・ロードのちょうど中間あたりに位置するチェディは、外からはモダンにみえるが、一歩はいると、まるで高級ホテル内のスパ施設に来たような豪華でエレガントな雰囲気のタイ・レストラン。オーナー夫妻のテイストで手がけた内装は、ゆったりとくつろげる大きめな藤の椅子が南国情緒を醸し出し、色も茶系の落ち着いた大人の空間だ。
ニュータウン界隈はタイ・レストランが20件は下らないくらいあって、その中でコピーし合うタイ文化にあえて、この同店は加わっていない。というのも、オリジナリティに自信を持っているからだ。オーナーのグレッグは長らくジュリークのスパを海外で普及させてきた、客をくつろがせる天才。そして夫人のシャーニャはタイ・レストランはこれで4件目の経営。最初に経営したレストランに”タイ”をもじった店名を付けたのは彼女のアイデアで、それがオーストラリア中のタイ・レストランの名称を変化させた。彼女が経営したタイランド、タイフーンはシドニーでは人気店だったが、グレッグの仕事でタイに戻るたびにビジネスを譲与、そして再帰豪を期に4年前にチェディをオープン。新たなアイデアをたくさん盛り込んでレストランを作り上げた。
同レストランには4人のシェフがいるが、すべてタイから雇われ経験豊富。グレッグはオーストラリアのタイ・レストランの味が砂糖たっぷり、しかも学生がシェフとして働いているような現状は悲しい事だと語り、だから彼のレストランではきちんと本場のタイの味を再現できるシェフだけを雇い入れている。しかも、その味わいは時にはタイを超えている、と常々客から言われる。というのは、オーストラリアの野菜やシーフードの素材がタイを超えているから。オーストラリアでは新鮮で美味しい素材が容易に手に入るという。例えばマサマン・カレーに使われる牛肉はタイではバフ(水牛)だが、ここではオージ・ビーフだ。また、絹ごし豆腐などを使ったヴェジタリアンやグルテン・フリーなどのメニューも豊富。さらに白米のほかに玄米がある。万人を受け入れる姿勢はグレッグがスパのスペシャリストだった経験から来ているので、セリアック病などの場合は躊躇なく相談しよう。
充実したワイン・リストに名を連ねるワインの数々は、高級レストランで飲むのと同じワインを3分の1程度の料金で飲めるというから良心的だ。
エレガントな雰囲気、タイを超える味、そして笑顔でのサーヴィス、と3点揃った同店に通う常連は、シドニー大学の教授や、ミッセンデン・ロードの病院の医師など。また、ACDCやラッセル・クロウなどの有名スターも来店。そして、ケータリングでは、ボブ・ホークなどの政治家の顧客も。
キング・ストリートでは駐車が難しいことも多いが、予約の際にパーキング希望を伝えれば専用駐車場の利用が可能。

鶏の胸肉だけを包丁でミンチにしたものをタイ・ハーブや野菜と一緒に包んだマネー・バッグ($9)

タイから輸入したソフト・シェル・クラブとほんのりと甘みのあるグリーン・マンゴーを合わせたシグネチャー・ディッシュ、ソフト・シェル・クラブ・ウィズ・グリーン・マンゴー($25)

Chedi Thai Restaurant
74-78 King St., Newtown
☎(02) 9516-1127
ランチ/水~金12PM~3PM
ディナー/火~日5PM~10:30PM
酒類ライセンスあり

*2010年3月の情報です。(Japaralia April 2010 ニュータウン特集)

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オーストラリア最大のタイ・レストラン、タイ・ポトン

ニュータウン駅からシティよりに信号を渡ったその1角に、仏像などがウィンドウに見えるレストラン&ギフト・ショップがタイ・ポトン。330人収容は、タイ・レストランとしてはオーストラリア最大であり、週末は1日500人を超える客が訪れる。しかも、タイ・レストラン協会から4年連続てベスト・タイ・レストラン・イン・シドニーに選ばれ続けている店だ。
マネージャーのニックは、偉ぶらない気さくな雰囲気で、かつ頭の回転が速く、判断力、人を信頼する力があり、気持ちよく取材させてもらえた。その人柄がスタッフににも伝わるのか、スタッフはみんな親切でソフト、そして例えばちょっとでも水が減るとついでくれるような気遣いと、フレンドリーでありながらもプロフェッショナルな接客で、客としてくつろげるレストランだ。
インテリアは落ち着いた色使いで、天井の高い巨大なスペイスでありながら、パーテーションをうまく使ってプライヴェイト空間を演出。例えば隣の席で50人のバースデイ・パーティを催していても気にならないほど。至る所にある、タイ・アートの絵や彫刻などが”タイな雰囲気”を醸し出している。
食事の前に、まずはカクテルなどの豊富なアルコール・メニューを堪能。アルコール以外でも各種フレッシュ・スクイーズド・ジュースがあるのが魅力だ。そして人気はフレッシュ・ヤング・ココナツ・ジュース($6.90)。
料理の幅も広い。ランチで27種、ディナーでは90種+デザート10種。基本はタイのトラディショナルで、特筆事項はこれだけの品数がありながらすべて自家製と言うところ。フィッシュ・ケーキ、カレー・ルーなど、業者からのアプローチがあっても、材料・魚が高くても、あくまでも自家製にこだわっている。それにより、常に新鮮な味を提供できるという。確かに、グリーン・カレーの味わいはスパイスのパンチ力が効いていて、ココナツ・ミルクも自然にまろやかだ。Yoshiiレストランの吉井隆一さんもこの店のファンで、特に、アントレを絶賛している。また、ヴェジタリアン・メニューが豊富で、グルテン・フリーのものもそろっている。
バンケットメニューも各種あり、4人以上なら100人でも可能なところがスゴい。ヴェジタリアン・バンケット・メニューもあるりだから、幅広い層が利用可能。タイ式のウエディングのレセプションも受け付けているので、ユニークなウエディングを考えている人は気軽にマネージャーのニックに相談してみよう。もちろんケータリング・サービスも。
最後にもうひとつ特筆すべきことは、レストラン内にギフト・ショップがあるという点。仏像などの大きなものから、ジュエリーなどの小物まで、すべてタイからの輸入品。そして、レストランの会計システムには、嬉しいクーポン制度があり、レストランの会計から10%の金額が店内ギフト・ショップで使える商品券となって戻ってくるシステム。平日のバンケットなら20%のクーポンが戻るから、よりお得だ。レストランで食事し、お土産にタイ製品をという楽しみ方ができる。この商品券には期限がないので、何度も通えば大きな仏像を買うことも夢ではない?

パリっとあがったエッグ・ペストリーの上にしっとりジューシーな挽き肉が。カトン・トン($11.9)

一口ずつ食べるようにお洒落に盛りつけられた一品。甘辛いしょうゆが味わいを引き締めるスチームド・ミンスド・チキン・イン・ライス・ヌードル・パーセル($11.95)

パリパリに焼かれたバラマンディにココナツ風味のコクのあるカレーがマッチしたバラマンデイ・カレー($23.90)

バナナの花は、きゅうりにもにたさっぱり感。とんがっていない味わい。もしまだ食べた事がないならぜひ試してみよう! バナナ・ブロッサム・サラダ($23.95)

タイなす、なす、チキンのみ、かなりコクがある、グリーン・カレー($17.95)

日本人に大人気! 鯛がパリパリにあがっていて、甘いガーリックとペッパーの濃厚なソースによくあう。スナッパー・ウィズ・ガーリック&ペッパー・ソース($28.90)

2種類の製法の温かい黒米のスティッキー・ライスの上に、薔薇の花の形のフレッシュ・マンゴーが美しい。クランチー、あったか~、フレッシュが口の中で混じりあうのがたまらないデザート、カオ・ネアウ・マモウン($12.95)

Thai Pothong
294 King St., Newtown
☎(02)550-6277/9550-6304
ランチ/12PM~3PM
ディナー/6PM~10:30PM(金土11PM)
酒類ライセンスあり(ワインのみBYO可)

*2010年3月の情報です。(Japaralia April 2010 ニュータウン特集)


モダンもいける本格的でもある老舗タイ料理店、タイ・ネシア

1985年のオープン以来常連客が絶えず、オックスフォード・ストリートを代表する存在と言っても過言ではないタイ・レストラン。
店内は照明を落とした落ち着いた雰囲気、タイ独特のアートが豊富なインテリアが心地良くそっと主張してくる。
開店と同時にほぼ満席に埋まってしまう人気店だが、それもそのはず、料理のクォリティは最高レヴェルな上、イケメンぞろいのスタッフが優しく丁寧に真心を込めたサーヴィスを提供してくれる。
客層はカップルや少人数のグループ、家族など幅広いが、特にゲイに人気が高いらしく、取材当日も美しく鍛えた身体つきの男性団体客が2階ではパーティーを盛大に催していた。
料理は、全体的にモダンな盛りつけとマイルドな味わい、ほかではなかなか味わえない厳選された素材を使用、洗練された調味料とハーブの調合具合が特徴。スパイシーすぎず胃に優しい味わい。シーフードのメニューはとても豊富。特にホールフィッシュが各種各調理方法(スチーム、グリル、カレー、唐揚げ)で味わえるのが特徴。
デザートは一皿で3度美味しい。一皿に2種類のっているので、ひとつずつ食べて、さらに組み合わせて食べてみよう。

Freshly Shucked Oyster $3 each

Betel Leaf with Prawn $3.50 each

Choo Chee Prawns $20

BBQ Free Range Chicken $25

Sea Solt and Pepper Barramundi $30

Black Sticky Rice with Coconut Ice Cream $8

Thai Nesia
243 Oxford Street, Darlinghurst
☎ (02)9361-4817
ディナー 毎日 5:30-10:30pm
BYO only

*2010年2月10日の情報です。(Japaralia March 2010 オックスフォード・ストリート特集掲載記事)


陽気に語り合いながら極上のスパニッシュを、キャンティーナ・バー&グリル

パリっと焼かれたハモンがグリルしたフィグの上に載っていて、口へ入れるとフィグがとろりととろける。ロケットとパルメザン・チーズのスライスとバルサミコ・ドレッシングが最強のコンビネイション、グリルド・フィグ・サラダ($15)。奥は、バレンシア風はチョリソがはいってるのが特徴。それでいて決してしつこくなくサッパリとしている。ムール貝と海老の火の入り具合が絶妙のシグネチャー・デイッシュ、パエリア・バレンシアーナ($35)。

海老とほたてを赤ピーマンにつめて揚げたものをアイオリ・ソース、トマトみじん切り、バジル、レモンでいただくスカロップ&プロウン・タパス(1個$5)。カラっと揚がってるので胃にもたれない一品。

まるでデカンタにいれて空気を含ませたような軽い味わい、サングリア(1/2 curafe $15)

中がトロトロ、軽くてしっとりしてるんだけど、パリパリの上のカラメルも甘すぎずビターすぎない。陶然とさせる一押しデザート、クレマ・カタラーナ($9)

2006年2月にオープンして4年、満員御礼のスパニッシュ・レストラン。元フレンチのシェフがリサーチにリサーチを重ね、バレンシア地方の味を上品に表現した料理と豊富なバーのメニューが特徴の活気溢れるレストランだ。
「極上のスペイン料理をフレンドリーで楽しい雰囲気の中味わってほしい」というオーナーの意志がインテリアにも現れていて、赤をメインに暖色系の空間に楽しげな色合いがアクセントになっている店内。そして1階、2階とも、真ん中にバーがあるのが特徴。2階にはタバコを吸えるパティオもあり、喫煙者にとっては通りの出る必要がないのもありがたい。
料理はタパス・スタイル、みんなでシェアできるディッシュがズラリ。シーフードもさることながら、アンガス・ビーフ、和牛などのメニューもあり、幅が広い。経験豊富なチャレンジ精神旺盛なシェフが作る料理はすべて、火加減が絶妙なので、それを堪能しよう。そして特筆すべきが、ここのデザートのクレマ・カタラーナ(スペイン番のクレーム・ブリュレ)。どうしてこんなに舌触りがふわっと軟らかく焼けるんだろう、と質問をしたところ、極弱火でじっくりと1時間以上かけて焼き上げるから、という。調理のプロセスを大事にするからこその味わい、感動の一品。
とにかく週末は超満員で、テーブルは2回転以上。わりと若い層のグループが多いが、カップルや家族団らんの子供ずれも。

Cantina bar + grill
245 Oxford street, Darlinghurst
☎(02)9357 3033
ランチ(木〜金)12PM〜3PM
ディナー(無休)6PM〜11PM
酒類ライセンスあり

*2010年2月現在の情報


コンテンポラリーとトラデイショナルの融合、ラクエルズ・スパニッシュ・キッチン

グリルではなくフライパンで焼くので、ソースが海老によくしみ込んでいる、ガムバス・ラクエル($18.90)。ガーリックを使用してないのが嬉しい。ロング・ライスのピラフにもよく味がしみ込んでいる。

皮がぱりっとして、中はふわふわでトロトロ。甘酸っぱいソースはカラメライズしたタマネギから作られていて旨味がギュッと詰まった味。極上の美味しさを! ロースト・ポーク・ベリー($16.90)

オーダーをしてから10分かかるパエリラ・デ・ポリー・マリスコス($59.90)。焼き上がってからさらに、20分寝かせてから食べるのが通(味がよくしみ込む)。ポーク・リブが入っているので、コクがあり、ガーリックを使ってないので、胃に優しい味。通常2人前となっているが、アントレや他のメインも頼んで4-5名で楽しんでは?

1989年にオープンした老舗スペイン料理店。シティのリヴァプール・ストリート沿いのスペイン料理レストランのいくつかの経営がスペイン人以外に移り変わり、スペイン人のシェフがいなくなってきてる現状の中、ラクエルズはマドリッド出身のシェフ、マリアが「美味しいものを食べさせたい!」オーラで調理している。
店内はスペインのトラディショナルなアイアン・レールをふんだんに使用、奥には各地から取り寄せた皿が飾られていて、雰囲気がある。合わせて同店は毎日のようにスペイン語を話す人々で賑わう。地元のレギュラー客をはじめ、スペインはもちろん、南米出身の客も多い。
料理は何年かおきに地元マドリッドやスペインへ出向き、料理を研究しているマリアが、コンテンポラリーもトラディショナルも、素材を厳選して精魂込めて作り上げる。サフラン、パプリカ、オリーヴ・オイル、ライスはスペインからの直輸入を使用のこだわり具合だ。トラディショナルはしっかりとスペインの味をベイスにしていて、「スカロップ・ウィズ・ブルーチーズ」などのコンテンポラリーのメニューも豊富。スペイン料理というと、ガーリックをふんだんに使用しているとおもわれがちだが、マリアはガーリックなしの料理も作る。同店のパエリアにはガーリックが使われていないため、かなり胃に優しいし、ガーリックが口に残らないので食後感がさわやか。スペイン産ワインも充実しているのも嬉しい。

Raquels Spanish Kitchen
78 Oxford Street, Darlinghurst
☎(02)9331-6806
5PM〜深夜 無休
酒類ライセンスあり(ワインとシャンパンのみBYO可)

*2010年3月現在の情報