オーストラリア(シドニーとちょっとメルボルン)のグルメ情報

3月, 2010 のアーカイブ

入り口にある本格ウッドファイヤー・オーブンが目印、ナポリ・イン・ボッカ

一番人気ピザのカプレセは、ソース、ボッコンチーニ・チーズがのって焼かれ、サーヴ寸前にフレッシュ・バジルとエクストラ・ヴァージン・オリーブ・オイルがふりかけられたシンプルなピッツァ。($18)

天ぷらみたいにサクサク、中はしっとり、とろっとして癖のない味、フライド・ホワイトベイト・パテ($22.90)

パスタで人気が高いのは、マッスルがぷくぷくしてジューシーなスパゲッティ・マリナーラ($18.90)

イカめしを思い起こさせるが、中はピピ貝、海老、イカと卵がスタッフされている。あっさりながらコクのあるソースをたっぷり絡めて。カラマリ・リピエニ($22.90)

ボッコンチーニの食感をフレッシュなバジルとトマトで。カプレセ($11.50)

一口食べたら止まらないホーム・メイドのティラミス($9.50)

コクがありクリイーミーなリコッタの周りはリッチでサクサクのクッキーみたい。ヴァニラ・アイスクリームと絡ませて。リコタ・ベイクド・チーズケーキ($9.50)

本格ウッドファイヤー・オーブン

店内

ラムジー・ストリートとダルハウジー・ストリートの交差点から20メートルほど入ったところに位置しているナポリ・イン・ボッカはアイ・ラブ・フード・アワード2009でNSW州のベスト・ピッツァに選ばれたウッドファイヤー・ピッツァが有名な店。入り口の左にはまず、大きなオーブンがあり、その中で木がメラメラと燃えているのが見える。ガスを使わない完全に燃える木の火力だけのオーブンは、開店の1時間半前に火を入れて待機している。ドウも寝かされて客を待っている。オーダーが入ってからドウを延ばし、450~480度のオーブンの中で約2分間焼くと、香ばしい香りが広がる。載っているものはシンプル。熱々のうちに、客に運ばれる。
天井の高いレストラン内はサンド・ストーンの壁に木の柱、シンプルなライトがポイントで、赤いギンガム・チェックのテイブル・クロスがよく映える。月曜の夜だというのに、あっという間にテイブルが埋まっていく。
ピザはスターターでいただき、パスタ、リゾット、サラダ、または肉やシーフードのメイン・ディッシュをいただくなど、楽しみ方は千差万別。バーにはワインをはじめ、リキュールもそろっている。マネジャーのフランコ氏が何でも必要に応じて承ると申し出てくれた。マネジャーをはじめ、陽気でお茶目なウエイターが気の利いたサービスを提供してくれる。
週の初めの早い時間以外、ブッキングは必須。大人数でいろいろなディッシュをほおばろう。

Napoli in Bocca
73 Dalhousie St., Haberfield
☎(02) 9798-4096
ランチ/水~日12PM~3PM、ディナー/月~木6PM~10PM、金土6PM~11:30PM、日5:30PM~9:30PM
酒類ライセンスあり

広告

ライカート唯一のフレンチ、西郊唯一の2ハット店、ビストロ・オートラン

美しく盛りつけされていて、8種類(セロリソース、タバスコ・アイオリ、ワイルド・ライム・キャビア、ケイパー・ベリーなど)の味を楽しめる、ヒラマサ・キング・フィッシュと海老のタルタル($26)

豆の味のするソースがさわやか。クレピネット〜ヒラメと帆立の春の緑じたて($36)

香り高くコクがあるが弾力のあるペストリー。もっちりサクっとした、ネクタリン・タルト。ほんのり苦みが利いてわりとあっさりとしている、白桃とバー・ジュースのシャーベット&フルーツ・サラダ($18)

店内

Mr Poul McGrath

ノートン・ストリートからタウンホールをマリオン・ストリートに曲がりしばらく行くと小さなレストラン街がある。2階のテラスが歩道の上にあるクラシカルな外観のビストロ・オートラン。ライカートで唯一のフレンチ、そしてウエスタン・サバーブでは唯一の2ハット・レストランだ(シドニー・モーニング・ヘラルド・グッド・フード・ガイド賞=SMHGFG)。ラグジュアリー、デカダンがコンセプトなだけあり内装もクラシカルで、アンティークのランプや鏡がポイントになっていて、落ち着けるゴージャス空間。
シェフはアンパーサント・レストラン時代にこちらもハット・シェフである犬飼春信氏(現ブランシャル・オーナー・シェフ)とも働いた事のあるポール・マクグラー氏。06年9月に同レストランをオープンして以来、SMHGFGにおいて08年は1ハット、09年と10年は2ハットを受賞している。
素材を厳選していて、サプライヤーだけではなく制作地(人)まで解っているものを使っている。素材が命という事がディッシュからもひしひしと感じられる。「シグニチャー・ディッシュは?」との質問に、「素材によって決めるから特にない」という答え。一つひとつの素材を大切に生かしているということなのだろう。
人気は3時間強かけてゆっくりといただくお得なデガステーション・メニュー10コース($110)。金土はブッキングの際にコースの場合は予約が必要。ワインも豊富なセレクションがあるが、火、水、木はBYOも可能。
ぜひ特別な日のディナーに行きたいレストラン。特に女の子は繊細でファンシーな盛りつけに目が釘付けになるだろう。そして、美味しさにうっとりするはず。

Bistro Ortolan
132 Marion St., Leichhardt
☎(02) 9568-4610
ディナー/火~土6PM~10PM
酒類ライセンスあり(火~木のみBYO)

★★2 Hats, Score 16/20 by SMHGFG2011


本格ギリシャ料理をライブ音楽とともに、ノストス

スロウ・クックでじんわりと味を逃がさないから、とろけるように軟らかくて美味しい、シグネチャー・ディッシュでもある、アミ・スロウ・オーブンベイクド・ショルダー・オブ・ラム($23)

ガーリック・プロウン($24.50)

しょっぱくなくて上品な味わいのハロウミ・チーズ($13.50)とプリプリ感がたまらないガーリック・マッシュルーム($14)*写真は組み合わせなので多少サイズが小さい

オレガノの香りがよく、ベースのポテトとよくあう、ベイクド・フェタ($13.50)

タラモ・サラタ、タザキ、スパイシー・フェタ・ウイズ・チリのトリオ・オブ・ディップス(スモール$7)

ノートン・ストリートをパラマッタ・ロードに背を向けて進み、タウンホールをすぎた一角に位置するレストラン。外観はアンティークな感じだが、中はモダンで天井が高く、広々としている。一角に小さなステイジがあり、2階からも下が見下ろせる作りだ。奥と2階にはテラスもある。
造りはモダンだか、すべての客が帰る際にマネージャーやウエイターにハグやキスをしてる程、人を持てなす心を持つレストラン。さらに金・土・日はトラディショナルで陽気なギリシャ音楽のライブ演奏があり(本格的)、夜中まで楽しめる。
料理は素材を厳選し、シンプル・イズ・ベストを提供している。ハロウミ・チーズひとつをとっても、塩気が少なく本当にコクを楽しめるハロウミ・チーズはここ以外ではなかなか味わえないだろう。パンにつけるオリーブもそのなかに沈んでいるバルサミコも一流の味。そしてオリーブ・ペイストはまるでクリームのようにペイストしてある品だ。どの素材も抜け目なく厳選されているからこそ、美味しく頂けるのだろう。
シグネチャー・ディッシュは満場一致でゆっくりとオーヴン・ベイクされたラム。骨の周りのとろけるようなラム・ジュースの味わいに、まさしくとろけてしまうこと間違いなし。もちろんシーフードの料理加減も抜群なので、ぜひ、大勢で行っていろいろなディッシュを楽みたいレストラン。

Nostos
121 Norton St., Leichhardt
☎(02) 9550-0144
ランチ/日12PM~2:30PM
ディナー/水木5PM~10PM、金~日5PM~12AM(キッチン10:30PM)
ライブ演奏/金土9:30PM~、日8:30PM~
酒類ライセンスあり(ワインのみBYO)

Score 13/20 by SMHGFG2011


100%オーガニックのレストラン、ザ・ペザンツ・フィースト

オーストラリアで唯一の100%オーガニック・レストラン。オーナーのドクター・ロバート・ワーロウはアレルギーと免疫学のスペシャリストであり、その彼が科学的に人々を健康に導くためのレストランを目指してオープンしたのが7年前。2年前から100%オーガニック・レストランとして運営している。もちろん本人は100%ヴィーガン(乳製品も蜂蜜も一切動物性は摂らないという純菜食主義)で、レストランにはヴィーガンのメニューも豊富だ。
100%オーガニックであるだけでなく、調理方法も揚げ物なし、低温調理、しかも砂糖不使用、すべて自然な味で、すべての素材がナチュラルだ。例えば、シグネチャー・ディッシュでもあるサラダに使われている緑豆とひよこ豆は2日かけて自家スプラウト(もやし化)させて使用。野菜の種類の豊富さも含め、自宅ではとても作れないロウ・オーガニック・サラダ($16)だ。ヴェジタリアン・プラッター・フィースト(スモール$21、ラージ$32)、ヴェジタリアン・クレープ($19)も人気のあるヴィーガン・ディッシュ。
かなり大きめのメイン・ディッシュにはヴェジタリアンだけでなく、ヨーロッパ田舎風の肉料理も魚料理も数々揃っている。
そして、デザート。砂糖を全く使ってないから頭をつんざくような甘さがなく、控えめな甘さなのだが、食物特有の味わいを生かし、香り高く美味しくし上がっている。デザートとコーヒーだけでも通いたくなるレストランだ。
ドクター・ワーロウが言わんとしているのは、「昔ながらの料理法や素材で田舎料理を料理する」=「昔は農薬がないからすべてがオーガニックな素材で、もちろん化学調味料や食品添加物などは存在せず、プロセス・フードもなく、薪で調理してたのだから当然スロウ・クック」ということなのだろう。古き佳き時代へ心も身体もタイム・スリップし、心して味わってみようではないか!

ヴェジタリアン・プラッター・フィースト($32)

素材のもつ、一つひとつの味わいがピュアに主張しあう、面白い味のサラダ。日替わりのロウ・オーガニック・サラダ($16)

ヴェジタリアン・クレープ($19)

バナナとロウ・ココア・パウダーとココナツミルクで作ったほろ苦いチョコレート・アイスクリームのオレンジ・ソースがけ。ヴィーガンなのに美味しい絶品な味わい、チョコレート、ココナツ・アンド・アーモンド・フローズン・スライス($12)

ラム・シャンク($27)

3つの異なるレイヤーからなる料理。ショウガが利いたスパイシーさを、一番上のレイヤーのかぼちゃの甘みで包んでくれる。ヴェジタリアン・ヴィーガン・ポトフ($21)

The Peasants Feast
121a King St., Newtown
☎(02)9516-5998
ディナー/火~日6:00PM~10PM
BYO

*2010年3月10日の情報です。(Japaralia April 2010 ニュータウン特集掲載記事)


シドニーに4店しかないアフリカ料理店の1店、キリマンジャロ

おおきなマグロの固まりが、酢っぱみのきいたトマト・ベイスのオレンジ色のソースに。ソスン・ゴジゲイン($13.50)

 

肉汁ベイスのソースに煮込まれたラム肉が柔らかい。さらっと、あっさりしているのに、コクがあるソース。タジン・ラム($12.50)

 

チキンをジューシーにする、オニオンの甘さとマスタードと胡椒がよくきいた黄色いソース、ちょっとタンギーな味わい。ヤッサ($12.50)

 

ターメリック色のクスクスは、それぞれのメインディッシュのソースを吸って、口の中に広がる。独特のつぶつぶ感、パスタでいればアルデンテ感が丁度よい。クスクス($2)、ココナッツ・クリームとトマトなどで創ったソースでホウレンソウをあえてある。しゃりしゃりとした歯ざわり、エムボウム・スピナッチ($6)、ハイビスカスの花のジュース。ほんのりと優しい甘さがメイン・ディッシュの辛みを緩和させてくれる。ビサップ($2)

シドニー中心部から西へ車で約15分、ニュータウンのデンデイ・シネマの向かいの教会の横、壁一面のアフリカ大陸地図のイラストが目印のアフリカ料理店。セネガル出身のオーナーが、西、東、北アフリカ料理を楽しませてくれる。約20年前にオープンというから、ニュータウンの顔にもなっている。
店内は山吹色の壁に木目の家具、元気が出るブライトな色合いに落ち着いた雰囲気が融合。二階はその山吹色の壁に白黒の大きなアフリカの女性のポートレイトがアーティスティックに掛かっている。さらに、皿はすべて木のボウルなのがインテリアとマッチしていて、素朴なアフリカ気分満点。
アフリカ料理はスープが多い煮込みが主だ。大きなマグロの塊、チキン、ラム、ビーフ、豆などをアフリカのスパイスで煮込む。どれも似たように見えるディッシュだが、煮込み方やスパイス、素材が違うので、いろいろ試してみよう。一緒に食べるのがターメリック色のクスクス。ほかに、ライス、アフリカン・ブレッドもある。そしてサイド・ディッシュにウォータークレスやブロッコリーなど緑の野菜などを摂る。写真のスピナッチは日本人には人気のサイド・ディッシュだ。一緒に飲むジュースも香り高くほんのり甘いアフリカの味だ。BYOで、めずらしくコーケージを請求しないレストラン。姉妹店が駅から10分程のエンモア・ロード上にある。

Kilimanjaro
280 King St., Newtown
☎(02)9557-4565
ランチ/12PM~3PM、ディナー/6PM~10PM(金土11PM)
BYO(コーケージなし)


5時間かけて作り上げるフォーのスープが絶品、タン・ビン

スープの美味しさが秘訣。週末のランチのみにオーダーが可能なビーフ・フォー($12)

口にプリプリ感が残るえびのすり身にシュガー・ケインからの自然な甘みがしみ出ている。ロール・ユア・オウン・シュガー・ケイン・プロウン($24)

切り方でキュウリの味が変わる。きゅうりにパイナップルの甘みとシトラスのたれがしみ込み、ぴりっとした辛さも後から尾を引く、ポーク・ベリー・サラダ($24)

キング・ストリートの北寄り、ミッセンデン・ロードとの角からひと区画シティよりに位置するグリーンの外観、一歩入ると天井の高い広々とした、でも落ち着いた空間が広がるタン・ビンは、週末は満員御礼のヴェトナム料理店。1号店は、1992年にカブラマータに構え、2号店として1997年にオープン以来13年、フル回転している。

「人々に本物のヴェトナミーズをリーゾナルな料金で堪能してほしい」と語るオーナー・シェフのアンジーはSBSの番組「グルメ・サファリ」でカブラマータを案内したり、フォーのスープの作り方も公開しているサーヴィス精神旺盛な女性。

おすすめのフォー($12)は5時間かけて作り上げる味わいの深いスープが魅力。ヴェトナミーズ・バジルのフレッシュな香りと生のビーフ・スライスがたっぷり。ただし、これは土日のランチだけに食べられるスペシャル・メニューなので要注意。

ほかに同店のメニューで魅力的なのは、自分で巻く手巻き生春巻きのメニューの豊富さ。一緒にまくのは毎日カブラマータ直送のフレッシュな野菜。その中にはヴェトナム名”Tito”という日本で言う「赤じそ」も。そして、「ミント」と「ヴェトナミーズ・ミント」の3種類のハーブをたっぷり入れて、ヘルシーさ炸裂な味わいや、自分なりの配分の生春巻きを作ってみよう。

写真以外のメニューでは、ソフト・シェル・クラブ・ウィズ・パパイヤ($28)やターメリック・フィッシュ($40)、デザートではクリーム・カラメル($7)が人気。少人数でしっぽりも良いが、大人数で訪れれば、品目も多く食べれるし、より楽しめるだろう。ケイタリングも人気があるので、パーティなどの際にはぜひ相談してみよう。

 

Thanh Binh

111 King St., Newtown

(02)9557-1175

ランチ/土日12PM5PM、ディナー/火~日5:30PM10PM(金土11PM

酒類ライセンスあり(ワインのみBYO可)

www.thanhbinh.com.au