オーストラリア(シドニーとちょっとメルボルン)のグルメ情報

10月, 2010 のアーカイブ

タパス感覚の小皿料理”メゼ”、エフェンディ・レストラン・アンド・メゾ・バー

メゼのひとつ、エビのシェイド・ペストリー巻き

メイン・デイッシュはチャコールの香りの子牛肉料理($30)

トルコの綿菓子と食べるナッツ入りアイスは抜群($12)

ターキッシュ・コーヒーはターキッシュ・デライトつき($4)

透明なスピリットがマジックでカルピスみたいに! 謎は来店して確かめて

「挽き肉は使わず、このナイフで挽き肉にする」と語るソーマー氏

1階

3年前にオープンし、既にレストラン・ケータリング賞NSW州部門の西地区最優秀レストラン賞、「インナー・ウエスト・クーリエ」の2010年度ビジネス・アチーヴァー・アワードの最優秀レストラン賞を受賞、「グッド・フード・ガイド」でも2010年度と2011 ドイツのビアカフェ、イギリスのチェイン店ワガママなどのレストラン経営に携わって来た経歴をもつオーナー・シェフ、ソーマー氏が故郷の本格的なトルコ料理を出す店の経営に情熱をを注ぐ。自らナタのようなナイフを持ち調理している。「僕たちはチームワークがいいんだ!」と豪語する姿からも、彼の豪快で懐の大きい人柄が伝わりチャーミングだ。ラッキーなことに、オーストラリアで仕入れる素材はトルコのものよりも質がいいのだ、とも。美味しい素材がより調理をひきたてる。
”メゼ’というのは、小皿料理の意味で、タパス・バーや日本でいう居酒屋の感覚で、飲みながらちょっとずついろんな料理を楽しむのだそう。写真の海老料理がメゼのサイズ。小さく見えるが、おおぶりの海老は一口では頬張れないほど。プリプリ、サクサクの海老にオレンジの皮入りガーリック・アイオリ(タヒニを使用)にターキッシュ・ベリーの粉をつけると、コンテンポラリーな天国の味わい。メインはボリューム満点、子牛肉が4枚、その下にはターキッシュ・ブレッドがまるでフレンチ・トーストのような軟らかさで敷いてあり、ソースとヨーグルトと絡めていただく。セット料金は、ひとり$40(メゼ8品)、同(メゾ4品とメイン1品)、$30(メイン1品)。デザートはマスティック・プディングの、もちもちの感触にうっとり。ゆったりとした気持で調理しないと焦げるというから、優しさもたっぷりこもっていて余計美味しいのだろう。
ワインはなるべく地元NSW州のものをそろえているという。近年はマジー、オレンジ、タンバランバー、ヒル・トップスなどハンター・ヴァレー以外のワインも豊富になってきている。また、トル45度のスピリッツも豊富にそろっている。ターキッシュ・ソーセージ、ドライ・ビーフ、卵、ターキッシュ・パンケーキなどの朝食もそそられるメニューだ。土日は混んでいるので予約が必要。
1階は白いテーブル・クロスのエレガントなレストラン、上階はメゼ・バー、あるいはファンクションとしても使用できるスペイス。ファンクションは10~130人まで。内装は強い黄色の壁に、イスタンブルから運んだという皿やランプ、人形などトルコ風情満点。タイルや皿のパターンなど雰囲気抜群で、本格的トルコ調理を現代風の味付けで、メゼを大人数で、または昼のバルメイン探索の際の朝食やランチなど、千差万別楽しめるおすすめのレストラン。

Efendy Restaurant and Meze Bar
79 Elliott St. (Corner of Darling St.), Balmain
☎ (02)9810 5466<
ブレックファスト(土日)9AM~3PM、ランチ(火~日)12PM~4PM、ディナー(火~日)6PM~11PM
酒類ライセンスあり

*2010年10月28日現在の情報です。 

Score 13.5/20 by SMHGFG2011 (Sydney Morning Herald Good Food Guide 2011)


朝からがっつりのタジン料理が大人気、カズバー・オン・ダーリング

ブレックファスト・タジン($18.50)

チョリソとハロウミ・チーズ詰めイカ、カプシカム・ソースがけ($16)

ベイクド・スナッパーとピスタチオ・サムケ・ハラ・ソース($32)

ロースト・ダックとファラフェル、ハニー・ベイクド・クインスとスイート・ポテト・チップス($32)

プレイト

店内

ダーリング・ストリートの警察署前にあるのは、1998年にオープンのモロッコ、中東&北アフリカ料理店。週末になると行列のできることでも有名。チャンネル7の「ウイーク・エンダー」、SBSの「フード・サファリ」にも登場、レストラン&ケータリング・オーストラリアからも何度も表彰されている。姉妹店にダーリング・ハーバーのスマック・レストラン&バーがあり、12月にはトップ・ライドに3件目のカズバー・トップ・ライドがオープンする、ノリにノッているレストラン。
今日本でも人気の、セラミックでできたとんがり蓋のタジン鍋を使った、蒸気で調理をするタジン料理の朝食が有名。スパイシーで甘い仔羊肉の挽き肉、チョリソ、ホウレンソウ、トマト、キャラメライズド・オニオン、フェタ・チーズの上に卵が載せて蒸気で蒸し、レモンをかけていただく。それにターキッシュとレバニーズ・ブレッドがつく。がっつりしっかりいただくという朝食だ。「朝からお肉?」と思ったりするが、実際に食べてみるとなるほど、行列ができるのがうなずける、なぜか辞められない止まらないという不思議な味わい。ほか、朝食は温かいライス・プリンのサフラン・ポーチド・ペアが有名。そのために1ヶ月前から予約を入れる客も。
また、メッツォ(小皿料理)が豊富、小さなイカの中に、ハロウミ・チーズとチョリソが詰めらてた一品はコクがあり、ピーマンの爽やかなソースでいただく。ほんの少しだけスパイシー。
メインは13年間人気メニューとして君臨し続けているという鴨のローストが有名だ。クインスという果物と鴨のタッグは素晴らしく、その上にヌードルのように細かく切られたスイート・ポテトのフライがしゃりしゃりと甘さを添えてくれて格別。ベイクド・スナッパーは、シンプルな姿焼きのタイの上にタヒニ(ゴマ)・ベイスのコクのあるソースをのせ、その上にピスタチオのサラダをトッピング。あっさりしたタイがスパイシーでボリューム満点の一品に変身する。
ランチ、ディナーにもタジン料理がある。スロウ・ロースト・ラム・ショルダーも有名な一品。多国籍国家オーストラリアでも珍しいおしゃれなモロッコのタジン料理を味わえる店とあってか、週末は予約必須の人気。狙い目は平日の朝食だろう。3時まで朝食が味わえるのはポイント高し。

Kazbah on Darling
379 Darling St., Balmain
☎ (02)9555-7067
ブレックファスト(火~日)8AM~ 3PM、ランチ(火~日)12PM~3PM、ディナー(火~土)6PM~ Late
酒類ライセンスあり(ワインのみBYO可)

*2010年10月27日現在の情報です。

Score 13/20 by SMHGFG2011


野田雷太シェフとネッド・グッドウィンMW(マスター・オブ・ ワイン)のコラボのマスター・オブ・ワイン・デイナー、オーシャン・ルーム

60c sous vide Alaska king crab with fresh green chillies & shiso salsa, vine ripened tomato water & dashi granita

Blue fin, ocean trout & sea urchin sashimi served in three unique ways / 08 Grenaudiere Muscadet sevre et Maine Sur Lie, Loire Valley, France / 09 La Spinetta Vermentino, Tuscany, Italy

saikyo miso marinated black cod with ginger risotto & orange miso sauce, steamed sweet snapper chawan-mushi, fresh wasabi & eringi mushroom / 07 Willi Schaefer Graacher Himmelreich Kabinett #9, Mosel, Germany / 07 Heymann-Loweristein Kirchberg 'Erste Lage' Riesling. Mosel, Germany

traditional Japanese duck breast confit with duck jus reduction, baby spinach, simmered eggplant and picked beats / 08 Herve Souhast Sauteronne, Ardeche, France / 09 Sarrenberg Gamay, Beechwarth, VIC

rhubarb infused sake jelly & sweet apricot seed tofu, mangsteen chiffon cake with daiginjo scented creme frache & marinated / 07 Domaine Lucci Pinot Gris, Adelaide Hills, SA

世界3大美港のひとつシドニー湾を挟んでオペラ・ハウスを望める好立地にあるオーシャン・ルーム。2009年9月にデザイナーの森田恭通氏の手によって新たな空間へとリニューアル、高い天井からの風と波を表現した桐の描くカーブが印象的な内装だ。そちらの2階で、世界で281人目のマスター・オブ・ ワインの資格を取得した日本在住のネッド・グッドウィン氏が来豪、氏が選出した世界各国産のワインにオーナー・シェフの野田雷太氏が料理をマッチングしたコラボレーション・ディナー、マスター・オブ・ワイン・ディナー($125)が2010年10月11日に行われた。コースが進むたびに氏がテイブルをまわり、マッチングについての意見を各テイブルでイベント参加者全員に聞いてまわり、その後にそのワインについての熱いレクチャーを行った。コース毎に料理の味ばかりではなく、ワインのみの味わいだけでもなく、双方が引きたたせるマッチングを楽しめた。特に、記者自身では絶対に選ばない甘いドイツ・ワインに料理をどう合わせるかも印象的だった。また、赤ワイン、フランス産有機の軽い味わい、ヴィクトリア産ピノ・ノワールの大地の味が印象的でもあった。

Ocean Room
Ground Level, Overseas Passenger Terminal, Circular Quay West, The Rocks Sydney
☎(02)9252-9585
ランチ(火〜金)12PM〜2PM、ディナー(月〜土)6PM〜10PM
酒類ライセンスあり
*2010年10月11日の情報です。
Score 13.5/20 SMHGFG 2011 (The Sydney Morning Herald Good  Food Guide 2011)