オーストラリア(シドニーとちょっとメルボルン)のグルメ情報

1月, 2011 のアーカイブ

インド料理は意外とヴェジタリアン・メニューが豊富、ニルギリズ・インディアン・レストラン

パラーク・パニール($22)

ドーサイ(サンデイ・ビュッフェに含まれる$30)

カリフラワー・フライのスウィート・サワー・ソース添え($16)

サーソン・カ・ジングハ($18)

ビュッフェのカレーとナン。手前から右回りにサブジ・ザルフレジ、パニール・バター・マサラ、ダル(サンデイ・ビュッフェに含まれる$30)

インディアン・アイス・クリーム&ニンジンのピューレ($10)

地上階では冷蔵のカレーのお惣菜やテイクアウエイ食品を売り、2階にはレストラン、クッキング・クラスなども開催のアジョイ・ジョシ氏がオーナー・シェフの南インド料理店。料理本も4冊発売中だ。
取材時のディナーはサンデイ・ビュッフェ($30、5~10歳$18)の日で、家族連れなどで賑わっていた。ビュッフェはカウンターに取りに行くのだが、その場で人気のドーサイを作ってくれたり、ナンを30秒程で大きな釜(タンドーリ)で焼いてくれたり、野菜カレー4種を含むカレーの数々、タンドーリなど、盛りだくさんに堪能できる。ランチにはグラス・ワイン付きのビュッフェ($25)があり、お得だ。
同店の人気メニューのドーサイは、筒状のパンケーキの中に、カレー味のポテトが入り、ココナッツ・チャツネかトマト&ガーリック・チャツネ、またはレントル・ブロット(スープ)をつけて食べる南インドの代表的料理のひとつ。
シグネチャー・デイッシュのパラーク・パニール(ホウレンソウとチーズのカレー)は一番人気のヴェジタリアン・メニュー。カリフラワー・フライは、食べると肉のような食感がするから不思議だ。ビュッフェのカレー、パニール・バター・マサラはスパイシーながら結構甘め、サブジ・ザルフレジはかなりスパイシー、ダルはとろっとしてクリーミーで、焼きたてのナンとよく合う。スウィーツのインディアン・アイス・クリームはインドのスパイスとカルダモンとピスタチオ・ナッツがコクのあるヴァニラと合う。そこにニンジンのピューレがついている。チャイをオーダーすると、店員がポットから注ぐパフォーマンスをしてくれる。1メートルくらいの高い位置から注ぐのは、インドでは熱さを冷まし、泡立ててよくミックスする目的から。
シーフードや肉料理もある同店は、ヴェジタリアン以外も楽しめる。クッキング・クラスも人気で毎月行われるから、興味のある人は要チェック!

Nilgiri’s Indian Restaurant
81 Christie St., St Leonards
☎(02)9966-0636
ランチ(日~金)12PM~3PM、デイナー(無休)6PM~10PM
酒類ライセンスあり

Score 14.5/20 by SMHGFG2011


創業21年の老舗・台湾菜食レストラン、マザー・チュウズ・ヴェジタリアン・キッチン

クリスピー・ソイ・ビーン・ロール($15.80)

コンニャク・ブロッコリ・グラス・ヌードル($18.80)

豆腐とキノコの炒め物($16.80)

2スクープはともに下がマンゴー、上はラズベリー(写真手前)とパッション・フルーツのソイ・アイス・クリーム($5.80)

現在90歳のマザー・チュウが21年前に始めた店。まだまだ元気でしっかりと店にいるマザー・チュウ、3年前まではキッチンで腕を振るっていたいうから驚き。現在は娘さんが店を取り仕切っていて、80%は常連客だそうで、中には親子3代で来る客もいるというからこれにもびっくり。MSGは不使用、グルテン・フリーなどのスペシャル・オーダーも可能なヴィーガン・フード。ヴィーガンなので、卵や乳製品はもちろん、ネギ、ガーリック、タマネギも使用しないのだそうだ。
面白いのが、見た目は本当の肉みたいなヴェジタリアン北京ダック(2人前$43.80、2日前の予約が必要)などのメニュー。グルテンで肉みたいに作っていて、味まで似ているから驚きだ。
コンニャク・ブロッコリ・グラス・ヌードルも、コンニャクで出来ている海老やフィッシュ・ボールが入っていて、驚かされてしまう。XOソースも野菜のエキスや大豆から作られたものを使用している。
もちろん菜食ならではのメニューもある。クリスピー・ソイ・ビーン・ロールは、幾重にも巻いた豆腐スキン(湯葉)に海苔をまき、さらに湯葉で覆ったものがスライスされて揚げてある。海苔の風味いい感じのアクセントとなり、ホーム・メイドのほんのりピリっとスパイシーな照り焼きソースによく合う。
日本人に馴染みのある味では、豆腐と3種類のキノコ類の炒め物がおすすめ。ふんわりの軟らか豆腐とマッシュルーム、エノキ、椎茸とそれにキヌサヤが炒められ、優しい醤油味でごはんにもよく合う。また、やはり日本人に人気のザーサイ・ヌードル・スープ($9.50)もぜひ試してみたい。
デザートは写真のソイ・アイスクリームのほか、サマー・バン($6.80)、ブラック・スティッキー・ライス・ウィズ・ココナッツ・ミルク($5.80)もある。

Mother Chu’s Vegetarian Kitchen
367 Pitt St., Sydney
☎(02)9283-2828
月~土12PM~10PM


シドニー唯一の100%完全オーガニック店、アガペ・オーガニック・レストラン・バー

オーガニック・スペルト・ピッツァ・パンプキン($24)

ロースト・トマトの大麦とキヌア、ホウレンソウ詰め〜豆のピューレ、サフラン・ヴィネガレット味添え($27)

オーガニック・タパス・プレイトのハロウミ・チーズのグリル〜ぶどうの葉、ビートルートとオリーブのサラダ添え($12)

ポーチド・ストロベリー〜ブルーベリー・メレンゲ&バニラ・アイスクリーム添え($17)

チョコレート・スペルト・ブラウニー〜アーモンド・プラリーヌ、チョコレート・ソース添え($16)

オープンして1年半のオーガニック・レストラン・バー。店名通り、お酒も料理もソフト・ドリンクさえ、すべてオーガニック認定書付きのもののみなのだ。揺るぎない情熱を持って同店を開店したリンさんとシェフのサイモンさん親子は、自身もオーガニックを長年食していて、徳にサイモンさんはオーガニックで育っている筋金入りだ。オーガニック食品のホールセイルも手がけている。
ボタニーというと、特にノース在住の日本人には”遠いサバーブ”というイメージがあるが、実際には車さえあれば気軽にアクセスできる距離で、駐車場もも気にする必要なしな便利なエリアだ。
サイモンさんは以前、オットー・リストランテの元隣にあったノーヴ・クッシーナというレストランでスー・シェフとして活躍した経歴の持ち主。アガペのピッツァは「シドニー・モーニング・ヘラルド」紙の別冊「ザ(シドニー)マガジン」のトップ10シドニー・ピッツァでベスト8に選ばれている。小麦の変わりにスペルト(古代種の小麦)を使用し、素材を生かした軽い味だ。ピッツァのベイスはバジル・ペストで、カラメライズド・オニオンとパンプキンの自然な甘さにフェタ、ホウレンソウがトッピングされている。
メインのロースト・トマトの詰め物は、素材の味があっさりと、でも奥深く楽しめる一品。オーガニックならではで、薄味でも美味しい。
タパスのハロウミ・チーズのグリルは、クリスピー・ポークと並んで同店のシグネチャー・ディッシュだ。余談だが、同店のポークはオーガニックの黒豚のみ使用している。さらにビーフはすべてグラス・フェッド(穀物餌)のオーガニック和牛ビーフというこだわり具合。また、これらのオーガニックの肉のホールセイルもしているので、気軽に訪ねてみよう。
やはり同店のポリシーのひとつだが、同店でははテフロン加工なしの、すべてセラミックでできた自然素材コーティングの料理用鍋、韓国製のEcolon Panを使用している。
なお、同店で食事の際に$6の寄付をすると次回の来店の際に使える$20の同店食事券が貰える。この$6は飢餓に苦しむ国の子どもの100食分に相当するという。店名のアガペは”神の無償の愛”という意味で、ここにも同店のもうひとつの素晴らしいポリシーが感じられる。

Agapé Organic Restaurant Bar
1385-1387 Botany Rd., Botany (corner of Botany Rd. and Bay St.)
☎(02)8668-5777
ランチ金、日12PM~3PM、ディナー火~土6PM~Late
酒類ライセンスあり

Score 13.5/20 by SMHGFG2011


懐かしくて美味しい日本の喫茶店風メニュー、東京ジャズ珈琲店

レギュラー($3)、ラージ($3.50)

粗挽きソーセージのホット・ドック($5.50~ 写真はチーズ入りで$6.50)

5時まで注文できる、ランチ・スペシャルの海鮮ちらし($10.90)

お好み焼き($12.90)

店内

オーナー・シェフのヨリコさんがボンダイ・ジャンクションに昨年3月にオープンした東京ジャズ珈琲店は、半地下で、レトロな内観にジャズの音楽がよく合う。普段バックに流れている曲は、以前ジャズのDJだったヨリコさんのご主人がすべて選曲。さらに、不定期に金曜か土曜日の夜にプロのジャズ・ミュージシャンのデュオ演奏が行われている。
値段を安くして毎日でも来てもらえるような店を目指しているというヨリコさん。メニューはアルコールを含むドリンクも、食事やおつまみ、デザートまですべてリーズナブルな料金設定。コーヒー各種はレギュラー($3)、ラージ($3.50)のサイズ違いで楽しめる。
食事のメニューは一切油を使わずに調理されていて、かつヘルシー志向なのが特徴。例えばお好み焼きの野菜はキャベツを使わずニンジンとネギだけ、当然油なしで焼かれるが、これが驚くほどにふわふわで、野菜のシャキっとした感じが残り、今まで食べた事ない、だがまたどうしても食べたくなるお好み焼きだ。
日本人に人気の粗挽きソーセージをつかったホット・ドックは、パランピーノ・ピクルスとマスタードがよく効いて、美味しさを際立たせる。
海鮮ちらしはランチのみのスペシャルで、リピーター率の高い大人気の一品。
そのほか照り焼きフィッシュ($11.50)、豆腐サラダ($5.90)なども人気。
日本酒5種(ボトル$35~)、イモ焼酎、ワイン($28~)のセレクションも豊富で、サッポロの生ジョッキ($7)も飲める。
日本の味のチーズケーキなどのデザートもすべてオイル・フリーで手作り($5~、テイクアウトは$3.50)。マクロビオテックの「そらまめ」のノー・バター、ノー・シュガーのクッキーも大人気。
ファンクションや貸し切りも大歓迎だそう。ミュージシャンを入れた手配もできます、とのこと!

TOKYO JAZZ CAFE
2/52-53 Spring St., Bondi Junction
☎(02) 9387 3332
火~日9AM~9PM、土12PM~9PM、金か土の夜不定期でライブあり7PM~9:30PM(エントリー・ノーチャージ)
酒類ライセンスあり


ホーム・メイドの照り焼きソースが人気、ざくら

弁当ボックス 天ぷら&刺身($18.80)

ソフト・シェル・クラブ・ロール($11.80)

ランチ・スペシャルの照り焼きチキン($9.50)

ボンダイ・ジャンクションのオックスフォード・ストリート・モール沿いにある和食店。茶を基調としたモダンな店内は少し落としめの照明でしっとりした雰囲気。そのせいかカップルが多く、取材の日は夕方5時半だったにもかかわらず、次々にカップル客が来店し、すべてのテイブルが埋まってしまった。
それもそのはず、ヴォリューム満点の弁当ボックスなどのリーズナブルなメニューがそろっている。弁当ボックス/天ぷら&刺身には、フルサイズの天ぷらのほか、サーモン刺身、揚げ出し豆腐、サラダ、揚げ餃子、ご飯と味噌汁がついていてかなりお得感を感じられる。サクサクの天ぷらは野菜が豊富だしさらにサラダがついてヘルシーだ。大きな切り身たっぷりのサーモン刺身が嬉しい。
ソフトシェル・クラブの寿司ロールは、寿司の中に巻かれているのに、こちらもサクサクとクランチーだ。
ディナーにもあるメニューだけど、ランチ時にはかなりお得な、照り焼きチキンは、野菜をたっぷり1日かけて煮込んで作るホームメイドの照り焼きソースが決め手。外はパリパリ、中はジューシーに焼かれたチキンと甘めの照り焼きソースが抜群の一品。また、MSGを一切使っていないのもかなりポイント高し! 照り焼き豆腐、同ビーフ、同サーモンも試してみよう。ホームメイドのドレッシングのサラダもたっぷり。
そのほか、寿司、うどん各種、サラダ、サーモン・カルパッチョ、牛タタキなどの前菜、トンカツなど日本食全般を楽しめる。遅くまで開いているランチが狙い目だけど、ディナーでも充分リーズナブルな料金で満足できる。

Zakura
143 Oxford Street Mall, Bondi Junction
☎(02) 93876180
火~土11:30AM~4PM、5:30PM~9:30PM
BYO

 


美味しいサイフォン・コーヒーの飲める隠れ家、トリプル・ピック・コフィー

サイフォン・コーヒー(レギュラー$3、ラージ$4)

水出しコーヒー・キューブと自家製クリームがのったアイスド・コーヒー($5.50)

エスプレッソ・マシーンで淹れたカプチーノとフラット・ホワイト($3)

エスプレッソ・マシーンで入れたロング・ブラック

アプリコット・タルト($4)とチョコレート・クロワッサン($3)

ボンダイ・ジャンクションのブロンテ・ロードからウエストフィールド・ショッピング・センターの裏に曲がる道の奥に、ひっそりとあるカフェで、まだオープンして4ヶ月というのに、ひっきりなしに客が来る。それというのも一度この店のコーヒーを飲んだらリピーターになるのは確実で、なんといっても味が抜群なのだ。苦みの強い味が決め手で、同店ではスマトラから生の豆を輸入し、同日にローストした豆を販売している。店内で飲むコーヒーも、その場でさらに豆を挽いてから淹れてくれるというフレッシュさ。
同店を経営している夫婦は、コーヒーの話を始めたら止まらない”コーヒー博士”。コーヒーを愛してるのがひしひしと伝わって来る。粒ぞろいの生の豆だからこそ、ローストして美味しく飲めることを、虫食いの豆のサンプルなどを見せてくれながら説明してくれ、”コーヒー豆事情”に驚かされた。
サイフォン・コーヒーの味わいは、私たち日本人が日本で味わってきたもの。苦みが強いのにコーヒーのほのかな甘さを後味で感じ取れる、とても繊細なコーヒーを淹れ方。しかし、普通のエスプレッソ・マシーンで淹れてもここの豆はリッチで美味しい。さらに、アイス・コーヒーは、水出しのコーヒーを凍らせたものにエスプレッソを1ショット入れて作る。水出しのコーヒーもテイスティングさせてくれた。さすが、冷たくして飲むのにパーフェクトで、ほんのり甘く、すっきりとした感じの味だ。
カフェはがやがやしてるもの、という印象をシドニーに来た日本人は感じがちだけど、この店はエレガントに飲める雰囲気も抜群なのでぜひおすすめ。または粒ぞろいの豆のフレッシュ・ローストのコーヒー豆を買って家庭で味わいを試してみよう。飲みごろはローストして5日くらいからだそう。毎日味が少しずつ変化していくのを味わう楽しさもある。

Triple Pick Coffee
17 Gray Street, Bondi Junction 
☎(02)9388-9015
月~金7AM~5:30PM、土8AM~3PM