オーストラリア(シドニーとちょっとメルボルン)のグルメ情報

5月, 2011 のアーカイブ

本格だしと自家製麺の最強のコンビ、小町

鍋焼きうどん($16)

ザーサイ・ラーメン($15.50)

ぎょうざ($7.50)

サリー・ヒルズのクリーブランド・ストリートとクラウン・ストリートの角、サリー・ヒルズ・ショッピング・センター斜め前ある小町は、自家製麺を使ったラーメンとうどんが大人気。ほかにも和食全般を取りそろえている。もともと同店の前身は90年代にシティのど真ん中にあった「麻生十番」というレストランで、当時からのファンだという人も多い。
今回は今の季節にぴったりの鍋焼きうどんを紹介してくれた。細めの上品な麺はしこしこ感と同時にふわふわ感ががあり、つるつると軽い口あたりもなめらかだ。その麺がしっかりとしたうどんだしに最高によく合う。ぶりぶりの海老の天ぷら、半熟の落とし卵、肉厚のシイタケも幸せ気分を盛り上げてくれる、本格的な日本の味。
一方のラーメンは、ザーサイ・ラーメンが出された。一度食べたらはまってしまう人も多いとのことで、なるほどシイタケ、タケノコ、そして豚挽き肉とサーザイが互いの味を引き立て合い、自慢の麺との相性もばっちり。
さらに、こちらも特筆するに値する餃子の皮も同様に自家製なので、日本人好みにごく薄い皮に仕上がっていて、つるつるシコシコしているのが驚きだ。シドニーにも自家製麺の店はほかにあれど、餃子の皮まで自家製にしている店はなかなかない。中の肉もジューシーで、百点満点!
麺類はラーメンは9種、うどん8種、焼きそば2種、焼うどん3種。しょうゆとみりんでいくらを漬け込んだ自家製いくら焼うどん($18.50)は、そそられるメニュー。
5時までは味噌ラーメン+餃子(5個)が$14.50、きつねうどん+寿司ロールも$14.50という、超お得なディールがあるので、ぜひ試してみて。
なお、同店の自家製麺はテイクアウXウィ用に生麺だけでの購入も可能。同店の麺を家で美味しく食べるためのちょっとした秘訣も教えてもらえる。

Komachi
426 Cleveland St., Surry Hills
☎(02)9319-6554
日月水木11:30AM~10PM、金土11:30AM~11PM 火休
BYO
http://www.komachi.com.au


日本人シェフの繊細なイタリア料理、シックスティーン

フィグ・ウィズ・プロシュート・ゴルゴンゾーラ・クリーム($21)

いわしのパスタ(アントレ$21/メイン$27)

ホウレんソウとリコッタ、卵の黄身のラヴィオリ、バターのはいったナポリターナ・ソース($21)

店内

シドニー・モーニング・ヘラルド・グッド・フード・ガイド2ハット受賞のブオン・リコルドで5年腕を振るった日本人・龍(りゅう)シェフが、今年2月25日に開店したばかりの気になる店。既に地元の常連客がつき、金、土は予約なしでは入れないほどの人気だという。高い天井、モダンな内装だが、同時に落ち着いた雰囲気。

メニューは、アントレ3品、パスタ3種、メイン5品、サイド4品、ドルチェ3品、そしてボードのスペシャル・メニューが常時5品。アントレではチェアド・トラウト($16)とアンティパスト($15)が人気、メインでは、バルサミコを使った酸味のある甘さのソースが魅力の和牛のパンフライ($33)が大人気だそう。ドルチェは自家製のオレンジ・タルト、チョコレート・ムース、アフォガート。ワイン・リストは、イタリア産をメインに、ドイツ、オーストラリア、ニュージーランド産もあり、イタリアのビールも飲める。

取材時には本日のスペシャル・メニューから3種紹介してもらった。自家製パスタを薄く伸ばして作ったラヴィオリは、リコッタとホウレンソウ、そして卵の黄身が入っていて、割ると中から黄身がとろりと出てきて、ナポリターナのソースにコクをもたらす。そのまま、またはパルメザン・チーズをかけて、最後はサワードウのパンで楽しもう。

プロシュートで巻いたイチジクにゴルゴンゾーラ・チーズ・クリームがかかった一品は、暖かくさわやかなイチジクがプロシュートの塩味と臭みのないゴルゴンゾーラの濃厚さにマッチした見事な味わい。

イワシのパスタは、ケイパー、オレガノ、トマト、チリ・オイルのソースにオレンジの果汁と白ワイン・ヴィネガーでマリネした刺身レヴェルの新鮮なイワシにちょっとだけ火を通して混ぜ合わせたソースにリングイニが素晴らしく合う。あっさりでくせになる美味しさなだけでなく、日本人を唸らせるアルデンテの茹で加減も最高!

仕入れによっては和テイストのイタリア風しめサバなどのスペシャル・メニューにお目にかかれるかもしれず、そちらからも目が離せない、足繁く通いたいレストランだ。

 

16 – Sixteen

236 Military Rd., Neutral Bay

(02)9909-0160

ディナー(火~日)6PM~9:30PM(ラストオーダー) 月休

酒類ライセンスあり BYO(ワインのみ)



スペイン・バルの冬のスペシャル・メニュー、ジャパズ

ジャパズ・ブイヤベース($20)

ウォーム・ブルー・チーズ・ウィズ・ブラック・ガーリック〜洋梨&サフロン・ハニー($14.50)

チョコレート・ムース・パフェ〜小倉アイスクリーム($10.50)

ミリタリー・ロードからウィコム・ロードを入って左手3軒目に位置するジャパズは、テツヤズで6年活躍したヒロさんこと高木将宏さんオーナー・シェフとしてオープンン、丁度この6月頭で3周年を迎える。7~8品+デザート、コーヒー付きのテイスティング・メニュー($68)が人気だが、タパス(小皿料理)でお酒を楽しむスペインのバル(Bar)がベイスになっている。
冬のスペシャル・メニューから紹介していただいたメニューは、ジャパズ・ブイヤベース。仕入れによって若干内容は変わるけれど、取材日はホタテ、海老、サケのダシがよく出た濃厚なスープに、ガーリックが効いたホット・ソースがトッピング、奥深いリッチな味わい。
アントレとしても食事の後のチーズ・プラッターとしてお楽しめるウォーム・ブルー・チーズは、表面をバーナーで焼いたチーズとデイツの相性が抜群だが、さらに黒ガーリックとの組み合わせも最高で止まらない美味しさ。ぜひワインのおともにどうぞ。
デザートのチョコレート・ムース・パフェと小倉アイスクリームは、リキュールの効いた大人の味わいの小倉アイスクリームに優しい口当たりのチョコレート・ムースの相性が良く、コーン・フレイクのシャリシャリ感がアクセントになって、和洋の見事な調和が楽しめる一品。ほかにも甘酒と日本酒のアイス・クリームとストロベリー・ソースの組み合わせのデザート、またレイズン・トーストで作ったシェリー入りスペイン風フレンチ・トーストなど、そそられるデザートがスラリ。
人気メニューは、スウィート・ソイ&オニオン・バターのホタテ(一個$6)。シグネチャー・ディッシュのとろけるくらい軟らかく煮込まれた和牛ビーフの頬肉($17)もマストな一品。
日本酒との相性がいいのは意外な驚きで、日本酒3種のテイスティング・グラス($17)は、スペシャル・メニューをオーダーすると$12で楽しめるので、ぜひお試しを。にごり酒をベイスにしたホワイト・サケ・サングリア(グラス$10)も同店オリジナルなのでこちらもお見逃しなく。

Japaz
165 Wycombe Rd., Neutral Bay
☎(02)9904-0688
ディナー(月~土)6PM~10PM
酒類ライセンスあり(月~木はワインのみBYO可)

*2011年5月11日現在の情報

Score 13/20 by SMHGFG2011


アーバン&レトロな大人の隠れ家、ニュートラルベイ・バー&ダイニング

エクストラ・ヴァージン・オリーブ・オイル漬けのカツオ($14)

イカ、辛いンドゥウヤ、トマトとレモン味のリングイネ($28)

スロウ・ロースト・ポーク($28)

ルバーブ、青りんごとアーモンドカスタードのトライフル($14)

バー

ダイニング

外から見ると大きな白色の傘のライトがアーバンな雰囲気を醸し出し、一歩中に足を踏み入れるとそこには70年代風のバー・カウンターの椅子、キャメル色とクリーム色の店内、アール・デコ風な大きな絵、大きなビン詰めのピクルスなど、レトロな雰囲気満載。時代をトリップしたの? と思わせる40年代風音楽。手前のバーを通り過ぎると、奥にはダイニング・スペイスが広がっている。テーブルは背の高いベンチを木で組み合わせたなんとも落ち着くデザインで、客席の照明は落とし気味な一方、横のオープン・キッチンが白熱灯で光り輝いている。
グリーブ・ポイント・ダイナーのシェフ、アレックスが手がけているメニューには、炭火焼きの料理があるのが特徴だ。オープン・キッチンと対面の壁にかかった横長の鏡に赤いマジックで特別メニューが書かれている。そこから生ホースラディッシュが効いた「エクストラ・ヴァージン・オリーブ・オイル漬けのカツオ」をチョイスしてくれた。臭みがとれたフレッシュな新しい味わいに驚く。「スロウ・ロースト・ポーク」はカリカリにした皮の部分もついてサーヴされ、肉は軟らかく、付け合わせのキャベツ、青リンゴとラディッシュの薄切りの相性に感嘆する。イカ、ンドゥウヤ(ndujaと書く。豚挽肉と唐辛子、塩を練り合わせ腸詰めにして燻製・熟成させた軟らかいサラミ)、トマトとレモン味のリングイネは、イカの軟らかさと、辛くて酸っぱいのにさわやかなソースが素晴らしく、ボリューム満点のパスタ。
さて、デザートは「トライフル」。こんな上品なトライフルはいまだかつて味わったことがない! 青リンゴのゼリーはジャムくらいの軟らかさで、なめらかなアーモンド・カスタードとかなり酸っぱ目のルバーブ、そして固めのしっとりとしたスポンジがパーフェクトな調和。オープンして1年未満なのに、金土は予約必須。

Neutral Bay Bar & Dining
132 Military Rd., Neutral Bay 
☎(02)96530-5853
ランチ(金)12PM~2:30PM、ディナー(月~土)5PM~Late
酒類ライセンスあり、BYO(ワインのみ)

 


純和食から西洋風まで自由自在の一流店、寿限無&新ばし

漬けマグロと柚子切り蕎麦のサラダ($18)

ダブル・サーモン・ロール($18)

オーシャン・トラウト、マッシュルーム・ソース($30)

こうちゃんの特製豚の赤味噌角煮($24)

在住日本人はもちろん地元客にも愛され、確実に蕎麦、お好み焼きを浸透させてきた寿限無&新ばし。6月で4周年を迎え、ますますメニューに磨きがかかっている。
「鉄板焼きオーシャン・トラウト、マッシュルーム・ソース」は、照り焼きソースとバターを使ったマッシュルーム・ソースにあっさりとしたオーシャン・トラウトとホウレンソウの組み合わせ。強火の鉄板で一気に焼き上げるのが抜群の美味しさの秘密。
「ダブル・サーモン・ロール」は砂糖漬けによって生臭さを抜いたサーモンと枝豆を合えたものを芯に巻き、上に炙ったサーモン、さらにジャガイモの極細千切りを揚げたものを載せた巻き寿司。口に入れた瞬間に広がるジャガイモの香ばしさがなんともいえず、サーモンの2つのハーモニーに顔がほころぶ。
「漬けマグロと柚子切り蕎麦のサラダ」は、1年のうち数ヶ月のみ摂れるという生の柚子皮をすり下ろし、更科粉を使用した蕎麦、漬けマグロと大根おろし、わさびの葉、それにマーシュなどをオリーブ・オイルで絡めて、あっさりといただく一品。
一方、ぽろっと箸でほぐれる赤味噌煮込みの角煮に、まったりとした特製豚の煮汁ソースがかかり、ピンク・ペッパーケインでピリっとアクセントをつけた「こうちゃんの特製豚の赤味噌角煮」は角煮ファンは必食!
新ばしといえば、やはりシメには手打ち蕎麦というのが常連客の定番で、オープン以来ファンを満足させる美味しさの蕎麦を提供し続けているのは言うに及ばず、また大きく分厚い鉄板で焼く本場関西のお好み焼きも、日本人の心をくすぐり続ける。
日本酒9種類、焼酎6種類、梅酒、柚酒もあるので、ぜひ料理に合わせてみて! 金・土以外はワインの持ち込みも可能なので持参のワインと合わせるのも楽しみだ。

Ju Ge Mu & Shimbashi
246-248 Military Rd., Neutral Bay
☎(02)9904 3011
ランチ(火~土)12PM~2PM(ラスト・オーダー)、ディナー/火~土6PM~9:30PM(ラスト・オーダー)、日6PM~9PM(ラスト・オーダー)、カラオケ・ルーム6PM~11PM
酒類ライセンスあり(金土以外はワインのみBYO可)

Score 14/20 by SMHGFG2011


シドニーで本格フラメンコ・ショウも楽しめるスペイン料理店、スパニッシュ・タパス

チキン&シーフード・パエリア(2人$55)

ガーリック・プロウン($16.50)

ガーリック・マッシュルーム($13.50)

スパニッシュ・チョリソ($12)

サングリア(1L$19.50)

フラメンコ・ショウ

シティにあるスペイン料理店がのきなみスペイン人以外のオーナーに代わっている昨今、貴重なスペイン人経営のスペイン料理店であり、金土は本格的なフラメンコ・ショウも楽しめる。オーナーのハリーが若干19歳で創業、今や17年の老舗。ハリーの夫人が経営するフラメンコ・スクールからショウのためのプロのフラメンコ・ダンサーが派遣されるという。コートヤード80席、2階席90席を合わせ、280席もあるレストランだが、土曜日は満席どころか、2回転しているテイブルもたくさん。20人程の誕生パーティのグループもいくつかあり、あちこちからバーズデイ・ソング合戦が始まる明るい客層がメイン。
サングリアはグラス、0.5L、1Lとあり、飲み口の良いさわやかな味。そのほか、スペイン・ワインも豊富にあるので、ウェイターに相談してみて。
料理は30種類もあるタパスが人気。3大人気はガーリック・プロウン、ガーリック・マッシュルーム、スパニッシュ・チョリソ。そして、チキン&シーフード、シーフード、チキン、ヴェジタリアンの4種類あるパエリアが同店のシグネチャー・ディッシュだ。サイズも2人前、3人前、4人前がオーダーできる。素材の味が生きたあっさりめの味付けで、サフランなどのだしが効いてライスもふわふわでチキンもふわふわ、イカと海老、ムール貝はぷりぷり。スペインの米カラスパッラを使用しているため、ライスがいつまでもふわふわなのだそう。ほかの米だと10分たつとカチカチに固まってしまうとか。
デザートはチュロス($9.50)、クレーム・キャラメル($8.50)が人気。3時間までサングリア飲み放題付きのお得なバンケット・メニュー(1名$55~)も要チェック。

Spanish Tapas
28 Glebe Point Road, Glebe
☎ (02) 9571-9005
ランチ(水~日)12PM~3PM
ディナー5:30PM~Late(ラストオーダー11PM)
ライブ・フラメンコ・ショウ(金土)9PM
酒類ライセンスあり

*2011年4月現在の情報


美味しく飲める料理が勢揃い、サケサケ

キング・フィッシュ・ハラペーニョ($18)

ビーフたたきテンダーロイン($14)

とんかつ($18)

サケサケ弁当(ランチ)($28)

黒糖ブリュレ($7)/グリーン・ティ・パンナコッタ($9)

マットな黒が基調の店内、日本の布地で作られたクッションが何段にも重なり合うシート、高い天井…。レストラン、デリ、カフェ、スーパーが中庭を囲んで並ぶ、キャメレイに位置する近代的でお洒落なコンプレックスの中にあり、5月で1周年を迎え、週末は満員の人気レストラン。
店名にあるように古酒、甘めの食前酒、焼酎、生原酒、濁り酒などを含めた日本酒が40種類そろっている。月曜日は日本酒のみ2杯目は無料というサーヴィスがあり、さまざまな種類を飲みたい客に好評を得ている。ワイン・リストもは80種類という充実度。
お酒と一緒におすすめのメニューは「ビーフたたきテンダーロイン」。塩コショウして焼いた牛肉に大根おろしを挟み、しょうゆと野菜べイスのソースで白髪ネギと一緒にいただく。日本人の口に合う食べやすい一品。一方、軟らかくて驚いた「とんかつ」は特別なポークロインと生パン粉を使用(そのせいか、油こくない)、とんかつソースと八丁味噌ベイスの2種類のソースが楽しめる。ほか、脂の乗ったブリをあっさりといただける「キングフィッシュ・ハラペーニョ」もおすすめ。
ランチで大人気のサケサケ弁当は、驚きのボリュームで、お刺身の盛り合わせは4種類、海老2本と野菜5種の天ぷら、白身魚の西京焼き、チキン照り焼き、カリフォルニア・ロール、卵焼きと豪華絢爛。「お子様連れのお母さんたちがよくランチにいらっしゃいます」とマネージャーのアレックス。なるほどビジネス・ランチにもいいが、豪華なママ友ランチにもおすすめ。
フレンチのスー・シェフがいるという同店、シメには欠かせないマスト・イートなデザートが勢揃い。一押しは、沖縄のヤンバルという黒糖を使用した「黒糖ブリュレ」。ほろ苦いカラメルの層を割ると、なめらかでコクのあるカスタードが。もう一品「グリーン・ティ・パンナコッタ」はあっさりとして甘すぎず口当たりなめらかで香り高い抹茶味のパンナコッタと、梅酒を使用した日本梨のコンポートが上品な一品。週末は予約必須。月曜日から木曜日までは、いつも飲めない種類の日本酒を紹介させてもらっている、とのことなので平日もぜひチェックしてみて。

SakeSake
Shop 16, Stockland, 450 Miller St., Cammeray
☎(02)9922-2288
ランチ(火〜日)12PM~2:30PM、
ディナー(無休)5:30PM~9:30PM(金土10PM)
酒類ライセンスあり