オーストラリア(シドニーとちょっとメルボルン)のグルメ情報

4月, 2012 のアーカイブ

「グッド・フード・ガイド」エントリーの実力店、バロック・ビストロ

ラ・ルネサンス・パティスリー・フランセーズ系列のレストラン。店の前には広いテラス席もあり、店内は天井が高い歴史的な建物の古びた感じをうまく使った内装で、丸い照明が釣り下がり、透明プラスティックのイスが並びキッチュかつスタイリッシュな不思議空間。オープンキッチンの向こう側にはペストリー・キッチンもあり、4~5人が作業をしている。シェフはビルソンズを筆頭にハット受賞店出身で、オープンしてすぐの2011年度「グッド・フード・ガイド」にすぐにニュー・エントリーを果たした実力の持ち主。
フランス風に”ギャルソン”と呼びたいウエイトレスはとても親切で、食べ方も教えてくれた。イタリア料理のオッソブーコで日本人にもお馴染みの素材を使った「骨髄(Bone Marrow)のロースト」は骨が輪切りにされたものが3つ並んでいて「中の骨髄を小さなスプーンですくい、サワードウに載せ、塩をパラパラかけるのがベストな食べ方」だそう。
「コンフット・ダック」は鴨の脚のコンフィと首肉のソーセージがケール(青汁でお馴染みの野菜)とパースニップのピューレとイチジクともにサーヴされる。
「メカジキ(Swordfish)のパンフライ」は海老のバターとコールラビのピューレ、そして小さなカブやラディッシュが可愛く並んでいる。メカジキはトロの部分が使われ、レアな絶妙な焼き具合。
ランチの後中休みなしでオープンしていて、ロック・オイスターなどの一品料理と一緒にお酒を楽しむこともできるし、マカロン3個とコーヒー($12)、マカロン2個とシャンパン($20)、ケーキ($15)などのスウィーツも楽しめる。また、5PMから7PMまではハッピー・アワーなので夕食前の軽いお酒とおつまみ利用にぜひ。

コンフッ・ダック($36)

骨髄のロースト($18)

メカジキのパンフライド($34)

キッチュかつスタイリッシュな不思議空間

店の前には広いテラス席もあり

店内からの眺め

Baroque Bistro
88 George St. (corner of Hickson Rd.), The Rocks
☎(02)9241-4811
月~土 12PM~Late
酒類ライセンスあり

*2012年4月13日の情報です。(Japaralia May 2012 ロックス特集掲載記事)
Score 14.5/20 by SMHGFG2012 (The Sydney Morning Herald Good Food Guide 2011)


スウィーツだけでなく軽食も美味しい♪、ラ・ルネサンス・パティスリー・フランセーズ

早朝から常に混んでいる創業37年の老舗パティスリー、ラ・ルネサンス。ケーキを陳列したクラシックな造りの小ぢんまりとした店内を通り抜けると奥の中庭がカフェになっていて、フランジャパニやユーカリ、ヤシの木が木陰を作ってくれている。本場フランス風のスウィーツが有名な店だが、こちらもフランス風のパイやソーセージ・ロール、キッシュ、ハム&チーズ・クロワッサンとバゲットが最高に美味しいことでも有名。軽い昼食や、午後のデイトの「私ケーキ、彼おやつ」に利用できる場所としても覚えておくと重宝だ。
”ブルゴーニュ風の牛肉パイ”を意味する「ビーフ・ブーギニオン・パイ」は、なるほど、オーストラリア名物のミート・パイとは全く異なる美味しさ! 添えられたグリーン・サラダのドレッシングもマスタードのテイストが効いているところがニクい。スイス・チーズとサラダを挟んだだけの「バゲット」も、シンプルなのにひと味違うエレガントな味わい。ほかにもダブルクリーム・ブリーやサーモン、サラミ、ロースト・ビーフのバゲット・サンドがある。
スウィーツではオレンジ色が眩しい「パッション・ドゥ・ピエール」がおすすめで、パッション・フルーツの風味がチーズケーキ、ジャムとマッチした美味しさ。姉妹店のフランス料理店、バロック・ビストロでもこちらのケーキを食べることができる。「マカロン」は、定番フレイヴァーのほか、ピスタチオ&チェリー、ダーク・チョコレート、カシス(ブラックカラント)、パッション・フルーツ、マンゴー・ライム&ココナッツ、バナナ&オレンジなど常時10種類ほどある。

ビーフ・ブーギニオン・パイ・ウィズ・サラダ($11)

スイスチーズ+サラダのバゲット・サンド($8.50)

パッション・ドゥ・ピエール($8)

マカロン(各$2.70)

La Renaissance Patisserie Francaise
47 Argyle St., The Rocks
☎(02)9241 4878
8AM~6PM(カフェは~5:30PM)

*2012年4月12日の情報です。(Japaralia May 2012 ザ・ロックス特集掲載記事)


芸術的なマルチ・カルチャー料理、ベル・モンド

ザ・ロックスの奥、グロウセスター・ウォーク沿いの歴史を感じさせる煉瓦造りの建物を使った一流レストラン。天井の高い店内は広々としていて、客席から一段上にオープン・キッチンがある。窓からはザ・ロックスを見下ろせ、その向こうにはハーバー・ブリッジも見えるので、窓自体がまるで絵葉書のような絶景なのだ。日本から大切な客人を迎えてもてなす際に、総合的に喜んでもらえる店のひとつとしてリストに入れている在住日本人が少なくないのもうなずけるというもの。
さまざまなマルチ・カルチャーの中でインスパイアされた料理は、地中海やスペインなどのテイストを盛り込んだヨーロッパ風でありながら、今や世界へ誇れるレヴェルへと発展したモダン・オーストラリアンならではの仕上がり。どのメニューもプレイトの上は絵画のように芸術的な盛り付けがなされていて、食べる前に思わずうっとりと見とれてしまうほど。
取材時に紹介してくれた5品は、いずれも同店のシグネチャー・ディッシュともいえる人気の高いメニューだ。「チキン・レヴァー・パルフェ」は、滑らかでクリーミーなレヴァー・テリーヌと香り高いピーチ・ワインのジェリーが上品な美味しさで、格子模様の焼き目を付けて軽くトーストされたブリオーシュにつけて食べると、より一層、気品のある味わいになる。
「ビーフ・カルパチョ」は口の中でとろけるビーフ、きっちりソテーしたワイルド・マッシュルーム、アーティチョーク、ブルーチーズなどの組み合わせに極上のセンスを感じる。
メインの「ラム肩肉のスロウ・クック」は、ガーリックとオイルに漬け込んだラム肩肉を24時間以上コンフィして作るのだが、口の中でほどけ、その後ラム特有の濃厚な旨味が口いっぱいに広がり、まさに言葉を失うほどの美味しさ。口直しに清涼感を添えてくれるのが豆とミントのリゾット。さらにカラメライズド・ガーリック&ハニー・ピューレが味わいの奥行きをいっそう広げてくれる。
「ダーク・チョコレート・フォンダン」は人気の高いデザート。フォンダンのほろ苦さに驚く程マッチするビートルート・ソース、熱々のフォンダンと冷たさを同時に楽しめるラズベリーのアイス・クリームの組み合わせにもうっとり。マジョラムとカルダモンのソースをつけると今度はアジアっぽいスパイシーなデザートに変身。「黒ごまのアイス・クリームとレモングラス&ベルガモットのパフェ」は日本人なら思わず和んでしまう味。ライム・リーフ・グラニータがまたプルプルで爽やか。
メニューは2コース($55)、3コース($72)、5コース・デガステイション($95、マッチング・ワイン$145)。週末は要予約。現在ランチは金曜のみだが、夏季は毎日オープンしている。150人までの各種ファンクションが可能。

チキン・レバー・パルフェ

ビーフ・カルパッチョ

ラム肩肉のスロウ・クック

黒ごまのアイス・クリームとレモングラス&ベルガモットのパフェ

ダーク・チョコレート・フォンダン

窓の向こうにハーバー・ブリッジが見える

グロウセスター・ウォーク沿いの歴史を感じさせる煉瓦造りの建物

bel mondo
Gloucester Wk (Take the Argyle stairs.), The Rocks
☎(02) 9241 3700
ランチ(金)12PM~2:30PM、ディナー(火~土)6PM~10PM
酒類ライセンスあり

*2012年4月10日の情報です。(Japaralia May 2012 ロックス特集掲載記事)