オーストラリア(シドニーとちょっとメルボルン)のグルメ情報

欧州

珍しい本格オーストリア料理に注目、ビストロ・ロートリッシュ

イェーガー・シュニッツェル($22.50)

イェーガー・シュニッツェル($22.50)

ビーフ・グヤーシュ($20.50)

ビーフ・グヤーシュ($20.50)

朝食/ランチ・メニューのファーマーズ・パンは目玉焼きだけではなくスクランブルなど好きな卵の調理法を選べる($15.90)

朝食/ランチ・メニューのファーマーズ・パンは目玉焼きだけではなくスクランブルなど好きな卵の調理法を選べる($15.90)

アップル・シュトュルーデル($7.50)

アップル・シュトュルーデル($7.50)

Bistro L'autriche_inw

Bistro L'autriche_exw

2013年6月にオープンした店。店名にある”ロートリッシュ”は、フランス語で”オーストリアの”という意味だが、なぜわざわざフランス語で”オーストリアのビストロ”という名前をつけたのだろう。謎の答えは単純。オーナーは3人で共同パートナー制で、うちシェフ2人はフランス人とオーストリア人ということなのだ。ちなみにもうひとりのオーナーでフロアを取り仕切るポーリーンはオランダ人。
というわけで同店ではシドニーでは珍しい本格オーストリア料理をはじめ、フランス、ドイツ、ハンガリーなどのヨーロッパ各国の家庭料理が楽しめる。内装もヨーロッパ調で、鹿の剥製がどーんと壁にかかっていたり、こちらも鹿の角の形にデザインされたシャンデリアなど、ヨーロッパ田舎風の洒落た雰囲気。中庭もカラフルで居心地のいい空間を演出している。
朝食/ランチメニューはフレンチ・トースト($10.90)、パンケーキ($8.50)、1人用の小型の鉄製フライパンで焼かれそのまま出される熱々メニューが5種($12.90〜$15.90)など、どれもヴォリュームたっぷり。フライパン料理にはパンは添えられず、代わりにいずれもジャガイモの千切りを焼いたロスティがフライパンの底に敷かれ、サクっとフワっとしたロスティは食べ応え充分。
さらにヴォリュームがたっぷりなのはディナー。イェーガー・シュニッツェル($22.50)は20センチ以上に広げた巨大なチキンにたっぷりのマッシュルーム・ソースが。さすがシュニッツェル発祥のオーストリア人シェフ作とあって、シドニーで食べるそのへんのシュニッツェルとは比べ物にならない美味しさ!みっちりとジューシーなチキンにピタっと張り付いた薄い衣はカラッとしている。シュニッツェルはほかも2種類あり、いずれもロスティと赤キャベツのサラダ付き。
ハンガリーの煮込み料理のグヤーシュ($20.50)はカイエン・ペッパーがスパイスになっているが特に辛いわけではなく、牛肉はほろほろ。こちらもロスティが付いてきて大満足。
ドイツ名物ポーク・ナックル($25.90)は自家製のザワークラウトもたっぷり添えられ、皮がパリッパリの骨付き豚の大きさに圧倒される。
日本人にはいずれもかなりヴォリュームなので、例えば3人で行ってアントレとメインを2品ずつシェアするといった食べ方をおすすめ。またはあれこれそろったアントレをタパス感覚でいくつかオーダーして、こちらも単品でオーダー可能なロスティ($5.90)やザワークラウト($5.90)などと楽しんでも。アントレにはカマンベールのフライ($11.90)、マッシュルームのパン粉焼き($11.90)、ビーフ・コロッケ($9.50)、ダック・テリーヌ($13.90/パン付き)などが。サラダもスイスのソーセージ・サラダ($12.90)、チキン・シュニッツェル・シーザー・サラダ($15.90)、フランスのニコイス・サラダ($15.90)など6種。
デザートもすべて自家製で、オーストリア名物のアップル・パイ、アップル・シュトュルーデル($7.50)は、リンゴがゴロゴロはいっており、ホクホクしてあっさりした美味しさ。ほかにもスティッキー・デイツ・プリン($7.50)、クリーム・ブリュレ($6.90)など自家製なのに料金も良心的だ。
金土は予約不可なのでその点だけ注意。

Bistro L’autriche
509 Crown St., Surry Hills
☎ (02) 8399-2827
月3PM~10PM、火~金10M~10PM、土日8AM~10PM
酒類ライセンスあり、ワインのみBYO可

*2014年1月の情報です。(Japaralia Feburary 2014 サリー・ヒルズ特集掲載記事)


朝昼晩オールマイティに楽しめる店、オリオ

プルド・ポーク・バーガー($19)

プルド・ポーク・バーガー($19)

リングイニ・プッタネスカ($20)

リングイニ・プッタネスカ($20)

タイのグリル($29)

タイのグリル($29)

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セント・レナーズ駅の中庭コンプレックスにあるレストラン。朝昼夜通しの営業で、朝と午後のティー・ブレイクには極上のコーヒーを、金曜日にはライブ演奏を楽しみながらタパスやカクテルなどがオーダーできる。
中庭に面したテイブルが人気で、ビルの谷間のオープン・スペイスでコーヒーや朝食、ランチを楽しむ人々が溢れている。コンプレックス上階にオフィスがたくさんあることからミーティングなどビジネス系の利用も多い。プリペイドのコーヒー・カードがあり、コーヒーのテイクアウェイ客がひっきりなしに来店する。コーヒーはフルボディのダイ・ガブリエル、コスタリカ、パプア・ニューギニア、ブラジルのジャングルで手摘みされた豆のブレンドで、コクが深くリッチな味わい。
料理も本格的なイタリア/地中海の味を堪能させてくれる。キッチンには最新の調理機材がいろいろあって、その中のひとつ、80度の低温で調理した豚肉を使ったプルド・ポーク・バーガー($19)は、甘めのバンズの下側にバター・ミルクに含ませ、その上にチリ・マヨネイズ、抜群に美味しいサラダ、たっぷりのポークが載っている。
リングイニ・プッタネスカ($20)はトマト・ベイスのソースに白アンチョビ、パルメザン・チーズ、黒オリーブ、ケイパーなどが絡まっている。
タイのグリル($29)は、あっさりのタイにトマト・ベイスの煮野菜がトロトロに絡み合い、まろやかにコクのある味に仕上がっている。

Olio
Shop 1, ‘The Forum’, St Leonards Station, St Leonards
☎ (02)9439-8988
月~火7am-4pm、水~金7am-9pm
酒類ライセンスあり

*2014年3月の情報です。(Japaralia April 2014 クロウズ・ネスト特集掲載記事)


ファイン・ダイニング級のカジュアル店、イーツ・イタリアン・ピッツェリア

プロシュートとロケットのピッツア($21)

プロシュートとロケットのピッツア($21)

アンティパスト・ミストAntipasto Misto($13)

アンティパスト・ミストAntipasto Misto($13)

パンナ・コッタPanna Cotta($10)

パンナ・コッタPanna Cotta($10)

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テイラー・スクエアをフリンダース・ストリートに入ってすぐのバス停目の前に2カ月前にオープンしたばかり。トスカーナ 地方出身のオーナー・シェフ、ルカさんが本場イタリア式のピッツァを提供。イタリア製の粉を使ったハンドメイドの生地は、他店では未体験なほど軽くて伸びがあり上品な味わい。それに厳選された素材を載せ、最後にエクストラ・ヴァージン・オリーブ・オイルをふりかけてサーヴされる。
ピッツァはトマト・ソースをベイスにした“レッド”と、モッツァレラ・チーズがベイスの“ホワイト”、中に具を挟み折り畳んだ状態の“カルゾーニ”の3つのスタイルが、日替わり2種を含み計19 種類のメニューで楽しめる。プロシュートとロケットのピッツァ($21)は、あっさりとサラダ感覚で、でもしっかり食べ応えのあるヴォリューム。
アンティパスティ(アントレ)とサラダは3種類ずつ。アンティパスト・ミスト($13)は水牛のモッツァレラと甘めのトマトの相性抜群のカプレーゼ、プロシュート、ピリ辛のサラミ、サン・ドライド・トマト、そして手作りのブレッド・スティックの盛り合わせ。黒板に書かれたホームメイド・ラザニア($16)もそそられるメニュー。
ドルチェ(デザート)3種も手作り。パンナ・コッタ($10)は日替わりソースでストロベリーだったりイチジクだったり、ダーク・チョコとアーモンド・スライスだったり。
ファイン・ダイニング級の厳選素材を使いつつ、料金設定は完全リーズナブルで好感が持てる。さらに、コーケージなしのBYOという貴重な店だ。

Eats Italian Pizzeria
24 Flinders St., Darlinghurst
☎ (02)8964-9954
火~日6PM~Late 月休
BYO

*2012年12月18日の情報です。(Japaralia Feburaly 2013 サリー・ヒルズ特集掲載記事)


シチリア料理が美味しい訳、テラッツァ・チャツウッド・ピッツア

シドニー北部最大の街、チャツウッドの新名所である複合施設「ザ・コンコース」の中庭に面した店で、オープン・テラスもあり、モダンで明るい造り。日本語の本やDVDもあるザ・コンコース内の大きなチャツウッド図書館や、同じく劇場利用の際のプレ・シアター・ディナーにも利用できる。
イタリア南部のシチリア地方の味をメインに提供。「シチリア料理はイタリア本土の料理程しつこくなくてあっさりして食べやすいよ」と同店オーナーのダニエルさんが言う通り、日本人の舌にもよく合う。取材日は幼児を連れたグループが会食をしていたが、ピッツアを頬張る子どもたちが一様に大人しかったのは、それだけ美味しかったからとも思える。ピッツアの生地は極薄くカリっとしていて、載っている素材の火の通し方も絶妙。16種類のピッツアと13種類のパスタがある。水分の吸収率の高いアルボリオ米を使ったリゾットはふんわりとしていてアルデンテに感動。メインのステーキもばっちりレアで肉のクォリティも良く、あっさりしたソース。そしてスキャンピとの組み合わせにもセンスを感じさせる。デザートもティラミス、パンナコッタ、クリーム・ブリュレーなどすべて自家製だ。ナテラ・ピッツァ(14.90)も大人気だそう。イタリアとオーストラリアのワイン各種が揃っていてアサヒ・ビールもある。キッズ・メニューもあるのが嬉しい。
3月にテレビ番組「ウィークエンダー」に取り上げられ、同店シグネチャー・ディッシュのゴルゴンゾーラのニョッキ($24.90)の作り方をデモンストレーションしている。その動画が同店のサイトで見ることができるので「ぜひ見て」とダニエルさん。

シーフード・ピッツア($26.90)

アイ・フィレ・ステーキとスキャンピ&ヴェジ($36.90)

シーフード・リゾット($28.90)

Terrazza Chatswood Pizza
Shop 3 The Concourse, 405-419 Victoria Ave., Chatswood
☎(02)9419-5304
11AM~11PM 無休
酒類ライセンスあり

*2012年7月4日の情報です。(Japaralia August 2012 チャツウッド特集掲載記事)


「グッド・フード・ガイド」エントリーの実力店、バロック・ビストロ

ラ・ルネサンス・パティスリー・フランセーズ系列のレストラン。店の前には広いテラス席もあり、店内は天井が高い歴史的な建物の古びた感じをうまく使った内装で、丸い照明が釣り下がり、透明プラスティックのイスが並びキッチュかつスタイリッシュな不思議空間。オープンキッチンの向こう側にはペストリー・キッチンもあり、4~5人が作業をしている。シェフはビルソンズを筆頭にハット受賞店出身で、オープンしてすぐの2011年度「グッド・フード・ガイド」にすぐにニュー・エントリーを果たした実力の持ち主。
フランス風に”ギャルソン”と呼びたいウエイトレスはとても親切で、食べ方も教えてくれた。イタリア料理のオッソブーコで日本人にもお馴染みの素材を使った「骨髄(Bone Marrow)のロースト」は骨が輪切りにされたものが3つ並んでいて「中の骨髄を小さなスプーンですくい、サワードウに載せ、塩をパラパラかけるのがベストな食べ方」だそう。
「コンフット・ダック」は鴨の脚のコンフィと首肉のソーセージがケール(青汁でお馴染みの野菜)とパースニップのピューレとイチジクともにサーヴされる。
「メカジキ(Swordfish)のパンフライ」は海老のバターとコールラビのピューレ、そして小さなカブやラディッシュが可愛く並んでいる。メカジキはトロの部分が使われ、レアな絶妙な焼き具合。
ランチの後中休みなしでオープンしていて、ロック・オイスターなどの一品料理と一緒にお酒を楽しむこともできるし、マカロン3個とコーヒー($12)、マカロン2個とシャンパン($20)、ケーキ($15)などのスウィーツも楽しめる。また、5PMから7PMまではハッピー・アワーなので夕食前の軽いお酒とおつまみ利用にぜひ。

コンフッ・ダック($36)

骨髄のロースト($18)

メカジキのパンフライド($34)

キッチュかつスタイリッシュな不思議空間

店の前には広いテラス席もあり

店内からの眺め

Baroque Bistro
88 George St. (corner of Hickson Rd.), The Rocks
☎(02)9241-4811
月~土 12PM~Late
酒類ライセンスあり

*2012年4月13日の情報です。(Japaralia May 2012 ロックス特集掲載記事)
Score 14.5/20 by SMHGFG2012 (The Sydney Morning Herald Good Food Guide 2011)


ヨーロッパのカジュアルなダイニング、エッチ

オーシャン・トラウトのコンフィとホタテのスモーク(コンフィット・ペチュナ・オーシャン・トラウト、スモークド・スカロップ、アントレ$25)

イエローフィン・ツナのカルパッチョ(カルパッチョ・イエローフィン・ツナ、スパナクラブ、料金未定)

ピクルド和牛グリル、チャーグリルド和牛スコッチ、コーンビーフ・コロッケ(料金未定)

ホワイト・チョコのクリーム・カラメル、ズココ・チョコレート・フォンダン、三層のチョコレート・ケーキ、チョコレート・アイスクリームとチョコ・ミルク・シェイクのスイーツのテイスティング・プレート(取材仕様)

5スター・ホテル、インターコンチネンタル・ホテル・シドニー内のレストラン。ブリッジ・ストリート側(フィリップ・ストリートの角)入り口があるほか、ホテル内からも入れるようになっている。重厚な造りの壁に外側は大きな両開きの木の扉をくぐると、天井の高いアンティーク調のエレガントな空間が広がっている。花をモチーフとし、壁紙や大きな照明の内側に花のプリントがあしらわれ、華やかさを醸し出しているが、壁にかかっている絵はユニークかつアーティスティックで面白い。半地下のような造りで、窓からは見上げる形で通りが見える。「ファイン・ダイニングすぎず、カジュアルすぎないモダン・ヨーロピアンで、新鮮な素材を使っていることが特徴」とシェフのジェイムズ・メットカルフェさん。得意はオーシャン・トラウト料理。
ということで、まずは「オーシャン・トラウトのコンフィとホタテのスモーク」を紹介してくれた。クイーンズランド産の甘いホタテが炙ってあり、舌の奥をピリピリと刺激するワサビ・ソースとそれを緩和させる大根がスライスと角切りの両方で皿の上を華やかにしている。新メニューという「イエローフィン・ツナのカルパッチョ」は、ピスタチオ・ビネガー、スパニッシュ・オニオン、赤黄のピーマン、キュウリという素材が目にも爽やかな夏のメニュー。メインは様々な異なる調理法の和牛で、八角の香りのニンジン・ピューレが添えられている。デザートは4種類どれもパーフェクトだが、特に甘さがかなり控えめなダークな「フォンダン・ショコラ」はナッツとチョコレートの飾りのほろ苦さと生クリームとが記者の心を鷲掴みに。
ア・ラ・カルトのほかワイン付きのランチ・スペシャル($35)、テイスティング・メニュー($90、マッチング・ワイン$140)がある。
Etch Restaurant
62 Bridge Street, Sydney 2000
☎(02)9247-4777
ランチ(月~金)12PM~3PM、ディナー(月~土)5PM~late
酒類ライセンスあり

Japaralia January 2012 CBD北部三角地帯特集)


イタリア各地の味をイタリア・ワインと楽しめるハット受賞店、ヴィニ

サリー・ヒルズのデヴォンシャー・ストリートとホルト・ストリートの角、ホルト側に位置する小ぢんまりとした店。ランチもディナーも予約は取らないが、連日6:30PMの時点で満席となる人気ぶり(火曜日のみ予約可能。また、8~12名のプライヴェイト・ファンクションも予約を受け付けてくれる)。待ち時間用に、グラッドストン・ストリートを挟んで隣には「121BC」というワイン・バー(火~土5PM~)とワイン・ショップ(月~土1PM~9PM)があり、400本ものイタリアのワインが並ぶ。また、シティにある「Berta」という系列店では木曜日は季節の素材の4コース・ディナー($55)が楽しめるという。
こちらサリー・ヒルズ店では「リージョナル・ディナー」といって、イタリアの各地の料理を週替わりで食べられる。本場イタリアや、シドニーのテツヤズでも働いたことがあるというオーナー・シェフ、アンドリューのアイディアと味はずば抜けている。
「ビーフ・カルパッチョ」は素材を生かした味付けで優しい味。「ラム肉のロトロ」は手打ち麺にラム肉の煮込みやキャベツ、赤ピーマンなどのたっぷりの野菜を巻き込んだ一品で、ローズマリーが控えめに主張した、こちらも優しい味つけ。「リコッタ・パンナコッタ」はエスプレッソ・カラメル・ソースと大きくクラッシュされたアーモンドの組み合わせの甘くない大人のデザートで、見事な美味しさ。

ビーフ・カルパッチョ($15)

ラム肉のロトロ($19)

リコタ・パンナコッタ〜エスプレッソ・カラメル・ソースとアーモンド添え($10)

一面の黒板にメニューがある店内

サリー・ヒルズのデヴォンシャー・ストリートとホルト・ストリートの角、ホルト側に位置する

Vini
3/118 Devonshire St.(on Holt St.), Surry Hills
☎(02)9698-5131
ランチ火~金12PM~3PM、ディナー火~土6PM~10:30PM
酒類ライセンスあり

*2012年2月9日の情報です。(Japaralia March 2012 サリー・ヒルズ特集掲載記事)
One Hat★ Score 15/20 by SMHGFG2012 (The Sydney Morning Herald Good Food Guide 2012)


ファイン・ダイニンング級タパスをカクテルやワインと、エミロウ・タパス・バー

黒の外観に真っ赤な店内、通りより一段高い位置にある正面入り口前のテラス席からはバーク・ストリートを見下ろす形になる。洗練されてはいるが同時にカジュアルな雰囲気の造りが、オーナー・シェフのクリスがスペインでよく通っていたバル(タパス・バー)に似ているという。
タパスといっても同店ではモダンかつファイン・ダイニング級のクォリティのものを提供している。しかもオリジナリティに溢れていて、特別メニューの16時間煮込んだという「ポーク・ベリー」は、フレンチ・スタイルの極めの細かいスムーズな人参のピューレをソースに、グリルして焦げ目をつけカラメライズドさせたイチヂクを添え、まるでフランス料理のような豪華さ。味も絶品で、煮込んだために油もそぎ落とされ胃にも優しい。
シグネチャー・デイッシュの「ズッキーニ・フラワー」は中に詰められたクリーミーで酸味のあるゴート・チーズとトリュフ・ハニーの濃厚さにとろけてしまう。ほかにも人気のブラック・ガーリック・キング・プロウン、マトウダイと豚のほほ肉のグリルに、イカ墨のパエリア($33)などパエリアも3種。
デザートも極上だ。「チョコレート・タルト」は濃厚で甘くなくビートのチップとオレンジの皮が味のポイントになり、添えられたピーナッツ・バターのアイス・クリームも最高。
カクテルにもひと工夫ある。焦がしパイナップルのダイキリ($18)はここでしか飲めないオリジナル。ポーク・ベリーとマッチするとすすめてくれた。
月曜は全てのカクテルが$14、木曜はパエリアとサングリアで1人$25、金曜はデガステイション・メニューとマッチング・カクテルまたはワインが$99、など毎日スペシャルがあるのも楽しい。
金土は絶対に予約が必要だが、夜遅くまで営業しているのが嬉しい。また、シーフォースにワイルド・バンチ・フード&ワインという系列店もある。

Burnt Pineapple Daquiri 18

Stuffed zucchini flowers w goats cheese & truffle honey 23

Pork belly w spiced carrot & honey puree 30

Chocolate tarte w beetroot & peanut butter icecream 14

Emmilou Tapas Bar
413 Bourke St., Surry Hills
☎(02)9360-6991
ランチ(金土)12PM~5PM、ディナー(月~土)6PM~深夜
酒類ライセンスあり

*2012年2月2日の情報です。(Japaralia March 2012 サリー・ヒルズ特集)
Score 13/20 by SMHGFG2012 (The Sydney Morning Herald Good Food Guide 2012)


情熱的に真っ赤なデザートは爽やかな味わい、フラテッリ・パラディーソ

メランザーネ・クレッシェンサ($19)

パスタ・スキャンピ($34)

デザート・ロッソ($12)

キングス・クロスからポッツ・ポイント方面に歩いて10分ほど、マックレイ・ストリートからチャリス・アヴェニューに入ってすぐの店。早朝から夜までの通しで開いている繁盛点で、予約を取らないイタリアのトラットリア・スタイルのため6時過ぎには店の外に人が並んでいる。メニューは、黒板になっている壁一面に白のチョークで書かれてあり、とてもカジュアルな感じで、わいわいと食を楽しむまさにイタリアンな雰囲気に溢れている。 イタリア在住中にこの店のヘッド・シェフにハンティングされたという日本人のトシさんいわく、「できれば毎日でも食べにきてほしい(笑)」とのことで、毎週メニューを変えるのもそのため。そのかいあってか本当に朝昼晩と1日3回来てくれる常連もいるという。素材もこだわりがあり、オーガニックやワインも多く使用しているが、「オーガニックだけにこだわっているわけではなく、美味しい健康にいいものを求めたらそうなった。」とトシさん。 ヴァレンタインのために作ったような、赤ワインのプラム・コンポート、ざくろ、そしてミックス・ベリーのソルベの真っ赤なスウィーツ「デザート・ロッソ」は、甘酸っぱさが口に広がるさわやかで新鮮な一品。マスカポーネがたっぷりのティラミス($12)もファンが多いデザートだ。 料理ではグリルしたナスとクレッシェンサ・チーズをオリーブ・オイルとバルサミコでマリネしたアントレ「メランザーネ・クレッシェンサ」がおすすめ。クレッシェンサ・チーズは牛が疲れた時に出す特別なミルクで作られたチーズだという。 シグネチャー・ディッシュのひとつ「パスタ・スキャンピ」はニュージーランドの新鮮で甘いスキャンピと究極のアル・デンテのスパゲティがトマト味で絡み合い、フォークが止まらない美味しさ。

Fratelli Paradiso
12-16 Challis Ave., Potts Point
☎(02)9357 1744
月~土7AM~11PM、土7AM~5PM
酒類ライセンスあり

*2012年1月6日の情報です。(Japaralia February 2012 スウィーツ特集掲載)
Score 14/20 by SMHGFG2012 (The Sydney Morning Herald Good Food Guide 2012)


豪華な大人のグルメ空間、アクア・パッツァ

ブルスケッタ・デ・カーネ($22)

スキャンピのリングイネ($36)

カノリ・アッラ・シシリア($15)

広々とした豪華な空間にビジネス・ピープルがゆったりと歓談している。オーナー・シェフのマリオ・パカオコさんによると、一家4世代にわたってシェフの家系だそうで、「曾おじいちゃんのレシピを受け継いでいるんだよ」には脱帽。マリオさんの父親は一流店ブオン・リコルドのオーナー・シェフ。そんな料理界のサラブレッドとはいえ、自分の店をオープンしてわずか1年半で大人のビジネル・ピープル層を中心に絶大な人気を集めるに至ったのは見事。
エレガントで繊細なイタリア料理が売り。「ブルスケッタ・デ・カーネ」もみっちり身の詰まった薄切りのバゲットの上に薄切りの牛肉のスライスとシイタケとエノキ、アスパラとパルメザンチーズ、ロケット野菜のバランスが絶妙な一品。オリーブ・オイルは新鮮で甘い香りだ。「スキャンピのリングイネ」は、たっぷりのイタリアン・パセリと新鮮なチェリー・トマトにチリのソースが濃厚で、NZ産スキャンピと絡ませると口いっぱいになんともいえない風味が広がる。毎日手作りして、オーダーごとに茹でるパスタはつるつると舌触りよく当然アルデンテ。かなりの量に思えるが、重くないのでペロりとイケてしまう。
こちらもすべて自家製というデザートの中で一番人気の「カノリ・アッラ・シシリア」はパリっとしたペストリーの皮の中に、ほろ苦いチョコ・チップ入りのリコッタ・クリームが詰められ、意外にも軽やかな味わい。
マリオさんは自身の生まれについてこう語る。「確かにラッキーな境遇だけど、父は父、自分は自分、オリジナルなメニュー構成で勝負している」。イタリア料理を突き詰め、自分自身の料理とレストラン経営に打ち込んでいる真摯な姿勢が感じられた。味も細やかなサーヴィスも文句なしのレストランだ。

Acqua Pazza
1 Bent Street, Sydney
☎(02)9247-0851
ランチ(月~金)12PM~3PM、
ディナー(月~金)6PM~10:30PM
酒類ライセンスあり

*2011年12月の情報です。(Japaralia January 2012 CBD北部三角地帯特集)
New Entry, Score 13.5/20 by SMHGFG2012 (The Sydney Morning Herald Good Food Guide 2012)


ナイス・ガイが調理するママの味、ビッグ・ママ

バッファリナ・コン・プリシュート・エ・ポモドロ($23)。イタリア直輸入の水牛の生モッツアレラ・チーズとプロシュート。この生モッツアレラはくせがなくさっぱりしているのに、コクがありジューシー。オーストラリアの水牛では作れないチーズだそう。なかなか味わえないだけではなく、その美味しさも特筆するに値する。

ザッパ・ディ・マレ($36)。フィッシュ・ストックとトマト・スープで煮込んだシーフード。フィッシュ・ストックとトマトのスープはほんのりと辛みが効いていて繊細でキレのある深い味で絶品。スキャンピと蟹が入ってる贅沢な一品。

パッパデル・コン・ブラサト・ディ・マンゾ(オントレ$21/メイン$26)。自家製の幅広で平べったい麺を牛のほほ肉を煮込んだソースで。滑らかで腰があり、これも他では味わえない、この店だけの味のパスタだ。見た目とギャップがあり、止らない美味しさ。

自家製ティラミス($11)

大きなグラフィックなポスターがある店内

2階

ウラーラの交差点、郵便局の斜め前(モンカー・ストリートをオックスフォード・ストリート方面に向かって)にあるテラス・ハウス2軒分を使った店。大きな窓から、こちらも大きなグラフィックなポスターが店内にあるのが見える。グリーブにある、シドニーで2番目にできた老舗イタリアン・レストラン、ミキシング・ポッドのヘッドシェフだったカルロ・ロンバルド氏が3年半前から権利を買い取って始めたイタリア・レストランで、シシリアなどの南イタリアの味を提供。
日曜だというのに超満員の店内は、楽しそうに働くスタッフの明るい笑顔が印象的。バーの奥の庭にもテイブル席があり、2階も広々としている。
アントレのイタリア直輸入の水牛の生モッツアレラ・チーズとプロシュートには驚きがある。この生モッツアレラはくせがなくさっぱりしているのに、コクがありジューシー。オーストラリアの水牛では作れないチーズだそう。なかなか味わえないだけではなく、その美味しさも特筆するに値する。自家製のパスタは、滑らかで腰があり、これも他では味わえない、この店だけの味のパスタだ。見た目とギャップがあり、止らない美味しさ。メインは和牛、ウサギ、子牛、羊、シーフードなど種類が豊富。人気のシーフード・ディッシュ「ザッパ・ディ・マレ」のフィッシュ・ストックとトマトのスープはほんのりと辛みが効いていて繊細でキレのある深い味で絶品。スキャンピと蟹が入ってる贅沢な一品。
食後にレモンチェロというすっきり爽やかな味わいの強いお酒のショットが運ばれ、口から火が噴きそうなのに、胃はなんだかすっきりするから不思議だ。イタリアのワインも豊富に取りそろえてたワイン・リストは毎週変わるとのこと。いつも混んでいる人気店なので予約は必須。デイトに使えそうなしっとりとした雰囲気の店だが、取材時には開店前に子供のパーティが催されていて、チルドレン・フレンドリーの店でもある。

Big Mama’s
51 Moncur St, Woollahra
☎(02) 9328-7629
火~日6PM~10PM
酒類ライセンスあり

*2010年8月8日の情報です。

Score 13/20 by SMHGFG2011 (The Sydney Morning Herald Good Food Guide 2011)


ゴージャスな空間で味わうヴィクトリア朝気分、ヴィクトリア・ルーム

ハイ・ティー(1人前$45/写真は数人前)。3段の皿に上からサンドウィッチ4種(チキンとワイルド・ハーヴキュウリとクレーム・フルーチェとディル、スモークサーモンとロケットとレモンとケイパー、クレソンとセロリとくるみと羊のチーズ)、真ん中がケーキ(ダーク・チョコレートのカップ・ケーキ、クラシック・ベイク・レモン・チーズ・ケーキ、デリシャス・サマー・フルーツ・タルト、レッド・ヴェルヴェット・カップ・ケーキ)、一番下がスコーン(2種、デイツとプレイン)にハーヴ・ティーか紅茶(1人前$45)がつく。または、紅茶の変わりにスパークリング・ロゼ(同$55)かシャンパン(同$65)。

タタキ風のマグロ料理($23)

鴨のコンフィ($30)。通常の倍の時間をかけて調理された鴨のコンフィは皮がパリパリとしてビートルートとのコンビネーションが抜群で、付け合わせのオレンジとピスタチオ、ハーヴの和え物がフレッシュさとあっさり感をもたらす。

ポークベリーのロースト($30)。丸一日かけてローストされたポークベリーは、揚げたセイジの軽やかな香りとマッシュされたカブのあっさり感、それにりんご味のソースが素敵なハーモニーを編み出し、しっかり味のついたポークにさらに奥行きある味わいをもたらす。

店名が、ヴィクトリア・ロードにあるからというのはオマケのように思えてくる、ヴィクトリア朝風の雰囲気抜群でハイ・ティーが大人気の店。ドアから階段を登ると、ただちに雰囲気にのまれる。照明を極力落とし、ヴィクトリア様式の家具、アラビアン・ナイト風の美女が出迎えてくれ、ここはどこ?状態だ。土日のハイ・ティーの時間は満席で、着飾ってハイ・ティー楽しむ女性客たちは、まさにヴィクトリア朝時代を彷彿とさせるように溶け込んでいて、とても楽しそう。ハイ・ティーは、ハイ・ティー(1人前$45/写真は数人前)。3段の皿に上からサンドウィッチ4種(チキンとワイルド・ハーヴキュウリとクレーム・フルーチェとディル、スモークサーモンとロケットとレモンとケイパー、クレソンとセロリとくるみと羊のチーズ)、真ん中がケーキ(ダーク・チョコレートのカップ・ケーキ、クラシック・ベイク・レモン・チーズ・ケーキ、デリシャス・サマー・フルーツ・タルト、レッド・ヴェルヴェット・カップ・ケーキ)、一番下がスコーン(2種、デイツとプレイン)にハーヴ・ティーか紅茶(1人前$45)がつく。または、紅茶の変わりにスパークリング・ロゼ(同$55)かシャンパン(同$65)。もちろん予約は必須。
夜はまず、バーから人が溢れていく。カクテル30種($10~20)は、オリジナルから古い有名なカクテル(例えばゾンビなど)まで、メニューのストーリーを読むだけで楽しくなる。ノン・アルコールカクテル($6~11)、ワイン、スピリット各種。スコッチウィスキーは26種もあり、オーストラリア、日本、アイリッシュ、アメリカン、カナディアンのウィスキーもそろっている。
ディナーも人気だ。通常の倍の時間をかけて調理された鴨のコンフィは皮がパリパリとしてビートルートとのコンビネーションが抜群で、付け合わせのオレンジとピスタチオ、ハーヴの和え物がフレッシュさとあっさり感をもたらす。丸一日かけてローストされたポークベリーは、揚げたセイジの軽やかな香りとマッシュされたカブのあっさり感、それにりんご味のソースが素敵なハーモニーを編み出し、しっかり味のついたポークにさらに奥行きある味わいをもたらす。3ヶ月ごとにメニューが変わるのでそれも楽しみ。
ウエディング、エンゲイジメント、バースディなどのプライヴェイト・ファンクションにも利用できる。

Victoria Room
1/235 Victoria St., Darlinghurst
☎(02)9357-4488
火~木6PM~12AM、金6PM~2AM、土12PM~2AM、日1PM~12AM
酒類ライセンス有り

*2011年3月初めの情報です。


2ハット店の独創的なフランス料理、フォー・イン・ハンド

刺身ボニート・ウィズ・ピクルド・キューカンバー&スノウ($26)。フィッシュ・ソースがベイスのドレッシングで、薄切りのキュウリの酢漬けとシャーベット状にしてキューカンバ・スノウを振りかけていただく。冷たく爽やかな春先を感じさせる一品。

ロースト・ラム・ラック、ブレイズド・ショルダー、味噌グレイズド・エッグプラント&チリ・ジャム($36)。日本茄子の味噌漬けが透明なスープに軟らかなロースト・ラム、小さな丸ごとのカブ、フェネルなどとスープに入って出てくる。チリ・ジャム、イタリアン・パセリが添えられている。

ウィンター・クランブル・ウィズ・ヴァニラ・ライス・プディング・アイス・クリーム($16)。熱々のアップル・クランブルの脇に小さなアンティーク調のビンに入ったライス・プディングでできたヴァニラ・アイス。それぞれ単品でも美味しいのに、組み合わせると更に別な美味しさが。

セレクション・オブ・チーズ・フロム・ザ・チーズ・ボード・ウィズ・ハウス・メイド・ラヴォシュ(各$9)

Mr Colin Fassnidge

店内

エリザベス・ストリートをハーグレーブ・ストリートから2ブロック奥に行ったサザーランド・ストリートとの角、落ち着いた雰囲気の住宅街にあるバブに隣接した店。店内はモダンなイカの墨絵が大きくかかっているが、建物やイスなどレトロ感が強い。
5年前に現在のシェフ、コリン・ファスニッジ氏に変わって以来、賑わいのある店に。ポークやラム、巨大な魚もホールで仕入れるているのが特徴というから度肝を抜かれてしまう。1頭丸ごとの豚を使ったホール・ロースト&スタッフド・サックリング・ピグ・ウィズ・アカンパニメント(1人$80/10名から25名まで)も大人気で、こちらは48時間前までに予約が必要。
カツオの刺身入りサラダのオントレは、フィッシュ・ソースがベイスのドレッシングで、薄切りのキュウリの酢漬けとシャーベット状にしてキューカンバ・スノウを振りかけていただく。冷たく爽やかな春先を感じさせる一品。メインは日本茄子の味噌漬けが透明なスープに軟らかなロースト・ラム、小さな丸ごとのカブ、フェネルなどとスープに入って出てくる。チリ・ジャム、イタリアン・パセリが添えられている。さらにデザートは、熱々のアップル・クランブルの脇に小さなアンティーク調のビンに入ったライス・プディングでできたヴァニラ・アイス。それぞれ単品でも美味しいのに、組み合わせると更に別な美味しさが。素材、組み合わせ、独創性に抜群のセンスが光っている3種。
ワインもチーズもフランス産、オーストラリア産と充実している。「シティよりも住宅街にあるのでファンシーな料理が安く食べれるよ」とシェフ。発表が迫った次回シドニー・モーニング・ヘラルド・グッド・フード・ガイド賞での評価も楽しみな店。(取材後1ヶ月、2011年度は2ハット受賞)

Four in Hand Dining Room
105 Sutherland St., Paddington
☎(02) 9362-1999
ランチ/火~日12PM~2:30PM、ディナー/火~土6:30PM~9:30PM、日6:30PM~8:30PM
酒類ライセンスあり

*2010年8月12日の情報です。

★★2 Hats, Favourite Pub, Score 16/20 by SMHGFG2011


手作りのパスタとチャコール料理が自慢、アマルコルド

チャーグリルド・キング・プラウンのパイナップル&タイムソース($20)。炭の香りにぎゅっと身の詰まったエビのエキスを引き立たせ、さわやかな夏が口一杯に広がる。

チャーグリルド・カラマリのチェジナティコ・スタイル($25)。ちょっとだけパン粉をつけて、肉で言えばレアという焼き加減なのだろうか、イカ好きにはたまらない、ふわふわな感触だ。レイズンとバルサミコのサイド・サラダが添えられている。この炭焼きメニュー、全然ガーリックを使ってないのもしっかりと素材を味わえるポイント。

ホームメイド・カプレティ・ウイズ・アスパラガス($26)。リコタ、パスメザン、ストゥラキーノという3種類のチーズがトラディショナルなハット型のパスタの中に入り、あっさりのホワイトソースと濃い味のアスパラガスが見事な一品。そこにさらに新鮮なパルメザンチーズをその場でグラインドしながら振りかけていただく。

パフ・ペストリー・カスタード・ソース($12)。カスタード・ソースがとベリーが入ったパフ・ペストリーはあっさりしていて、ペロっといけてしまう。バターを控えめに作っているという心遣いの、甘すぎずコッテリすぎないマスト・イートの一品。

トニーノ・グエッラというフェデリコ・フェリーニの映画作家の詩「これは壁です、そして、走り書きです」

店内

開店してちょうど1年を迎えたばかりだが、すでに、「グッド・フード・ガイド」に掲載されている実力のあるイタリアン・レストラン。ブロンテ・ロードをボンダイ・ジャンクションからブロンテ方面に5分程歩いた位置にあり、店内は入って右側一面がイタリアの写真、左側にはトニーノ・グエッラというフェデリコ・フェリーニの映画作家の詩「これは壁です、そして、走り書きです」が印象的だ。 シュフのアンドレアはエミリア-ロマーニャ州出身で、その地方の料理がベイスになっている。彼の得意は手作りのパスタ。その日のうちに使い切るというフレッシュさが特徴。しかも、メニューのすべてのパスタは手作りという稀なレストランでもある。取材に登場したのはホームメイド・カプレティ・ウイズ・アスパラガス。リコタ、パスメザン、ストゥラキーノという3種類のチーズがトラディショナルなハット型のパスタの中に入り、あっさりのホワイトソースと濃い味のアスパラガスが見事な一品。そこにさらに新鮮なパルメザンチーズをその場でグラインドしながら振りかけていただく。 炭焼き(チャコール)も彼の得意料理。グリルド・キング・プラウンのパイナップル&タイム・ソースは、炭の香りにぎゅっと身の詰まったエビのエキスを引き立たせ、さわやかな夏が口一杯に広がる。 グリルド・カラマリはちょっとだけパン粉をつけて、肉で言えばレアという焼き加減なのだろうか、イカ好きにはたまらない、ふわふわな感触だ。レイズンとバルサミコのサイド・サラダが添えられている。この炭焼きメニュー、全然ガーリックを使ってないのもしっかりと素材を味わえるポイント。 カスタード・ソースがとベリーが入ったパフ・ペストリーはあっさりしていて、ペロっといけてしまう。バターを控えめに作っているという心遣いの、甘すぎずコッテリすぎないマスト・イートの一品。ワインはすべてイタリア産。気さくなオーナーに、料理にあうワインを気軽に相談してみて。

Amarcord
96 Bronte Road, Bondi Junction
☎(02)9369-4071
月~日6PM~10:30PM
酒類ライセンスあり

*情報は2010年12月18日時点です。

Score 14/20 by SMHGFG2011



丁寧なサーヴィスの本格的な1ハット店、ビストロ・モンカー

カリフラワー・サラダ・ウィズ・グリーン・ビーンズ、ビートルート・リーヴス、セロリ&ウォルナッツ。レイズン&ヴェルジュース・ヴィネグレット($23)。ヴェルジュースとヴィネグレットがカリフラワーにパセリとともに浸されてある。軟らかな豆、ビートルートの葉、ヴィクトリア州から仕入れているフレッシュなウォルナッツ、ぷくぷくしているレイズン、すべての調和が優しくとれた一品。

ローステッド・バラマンデイ・フィレット、コンフィット・トマト・ウィズ・バジル。ポテト&オニオン・ガレット、バタード・キャベジ&スイート・コーン・ヴルーテ($42.50)。バラマンデイは皮がパリパリで中はとろけるような軟らかさ。スウィート・コーンのソースにフレッシュなバジル・オイルとトマトのコンフィが爽やかさをもたらす。感動に涙が出そうにさえなる一品。

サーロイン・カフェ・ドゥ・パリ(オントレ$41.50)。7種類のフレッシュ・ハーブと数種類のスパイスの香り漂うソースが肉に載った堂々の一品。5年前に出版された彼の料理本にレシピも公開させている。

エヴァズ・チョコレート・ケーキ($17.50)。マンジャリというカカオ64%のチョコから作られた、ほろ苦く、すべてが口の中で溶けていく一品。上に載ったチョコ・スティックのパリパリと口の中で崩れる感じもたまらない。

店内

Mr Damian Pignolet

ウラーラの交差点、郵便局のクイーン・ストリートを挟んで向かいにあるザ・ウラーラ・ホテルの一部にある1ハット店。丸みのある木の天井と白黒の強い絵が特徴の店内は、かなり広々としていて、気持ちのいい空間。
1993年オープン以来、シェフ、デイミアン・ピニョレ氏が腕を振るっている。インタビューに応じてくれた同氏は常に最高の食材を突き詰めている姿勢も含め、料理に対する愛情がその説明や取り分けてくれる仕草からもうかがえる。
アントレのカリフラワー・サラダはヴェルジュースとヴィネグレットがカリフラワーにパセリとともに浸されてある。軟らかな豆、ビートルートの葉、ヴィクトリア州から仕入れているフレッシュなウォルナッツ、ぷくぷくしているレイズン、すべての調和が優しくとれた一品。メインのバラマンディのフィレは、皮がパリパリで中はとろけるような軟らかさ。スウィート・コーンのソースにフレッシュなバジル・オイルとトマトのコンフィが爽やかさをもたらす。感動に涙が出そうにさえなる一品。
彼のシグネチャー・ディッシュのサーロイン・カフェ・ドゥ・パリは7種類のフレッシュ・ハーブと数種類のスパイスの香り漂うソースが肉に載った堂々の一品。5年前に出版された彼の料理本にレシピも公開させている。エヴァズ・チョコレート・ケーキはマンジャリというカカオ64%のチョコから作られた、ほろ苦く、すべてが口の中で溶けていく一品。上に載ったチョコ・スティックのパリパリと口の中で崩れる感じもたまらない。
年に4~5回変わる通常のメニューのほかに日替わりの本日のメニュー(日付入り)も。ブッキングを取らないシステム。満員の場合は、隣接しているウラーラ・ホテルでゆったりと飲みながら待つのも楽しい。

Bistro Moncur
The Wollahra Hotel, 116 Queen St, Woollahra
☎(02) 9327-9713
ランチ/火~日12PM~3PM、ディナー/月~土6PM~10:30PM、日6PM~9PM
酒類ライセンスあり

*情報は2010年8月11日時点です。

★1 Hat, Score 15/20 by SMHGFG2011


ファイン・ダイニング級の美食をカジュアルに、バーリントン・バー&ダイニング

NSW州リベリナ産の穀物飼育の牛を使ったスコッチ・フィレ(220g$35、450g$52)

ヒラマサのグリル($30)

チキン・レヴァー・パフェ($15)

ランドウィックの2ハッツ受賞店バルザックのオーナーだったリーラさんが、女性シェフジャッキーさんと4年前にオープンしたビストロ調のバー&ダイニング。ジャッキーさんはベイザース・パヴィリオン(バルモーラル・ビーチ)、ガーフィッシュ(キリビリ店)のあと、サブ・ソロ(シティ)ではヘッド・シェフを務めていた経歴の持ち主。
店内は木の温もりのあるテイブルと椅子、アイヴォリーの壁が温かで上品な雰囲気。ファイン・ダイニングみたいに肩肘張らずに美味しいものを食べて欲しいというリーラさんの思いが反映され、リラックスできる雰囲気ながら味のレヴェルはかなり高い。ランチは3種類から選べるお得な25ドルの週替わりメニューがあり、さらに気軽に楽しめる。
ディナー・メニューは「オックステイル・ボーギニオン・パイ」($32)などの定番人気メニュー以外は季節ごとに変わる。一番人気の「チキン・レヴァー・パフェ」はものすごくスムーズな舌触りにエレガントな味付けで、食事以外にもバーでのおつまみにも最適だ。合わせるワインもリーラさんへ相談してみよう。
メインの「ヒラマサのグリル」は、フランス南部の干しダラ、ガーリック、クリームなどを混ぜてピューレーにしたプロヴァンス料理のブランダードの上にヒラマサが美しく盛りつけられている。その周りにあるレモン・オイルで合えたフェネルがまた美しく美味。
こちらも定番メニューの「NSW州リヴェリナ産の穀物飼育の牛のスコッチ・フィレ」はチップスが鉄板の上にホカホカのまま盛りつけられていて、ステーキの上にはハーブ・バター・ソースの「カフェ・ドゥ・パリ」に赤ワイン・ソースをかけていただくが、ちっともクドくなくて肉の美味しさが堪能できる味。「洋梨のタルト」など6種類あるデザートもそそられる。

Burlington Bar and Dining
6 Burlington St., Crows Nest
☎(02) 9439-7888
ランチ(月~金)12PM~、ディナー(月~土)6PM~
酒類ライセンスあり

Score 13.5/20 by SMHGFG2011


チーズ、オイル、チョコでフォンデュ三昧、シー・ジェイズ・フレンチ・レストラン

アントレ・サイズのチーズ・フォンデュ(オイル・フォンデュ付きのフォンデュ・セット1人名$35/オーダーは2人より)

オイル・フォンデュ、セッティング(海老は$3プラス)

オイルにじゅっと入れて30秒、ぷりっぷりの海老が出来上がった瞬間

フォンデュ・セットの付け合わせのサラダ

キルシュ・リキュールが入りさらにダークを使うから甘すぎない、チョコレート・フォンデュ(1人$11.90)

ニュートラル・ベイ、ミリタリー・ロード沿いのシー・ジェイズでは特にこの季節、アントレにチーズで、メインにオイルで、そしてデザートにチョコで3通り楽しめるフォンデュがおすすめ。オイルでは同店なら海老も選べる、という期待度大のメニューだ。
スイスだけでなくイタリアを含む周辺フランス語圏の代表的な料理チーズ・フォンデュは、エメンタール・チーズとグリュイエル・チーズに白ワイン、キルシュ・リキュールを専用のフォンデュ鍋で暖め、一口大の角切りにしたバゲットを串に刺したものを絡ませて熱々のうちに食す。同店では、そのチーズの「熟成具合が命」と言う。サプライヤーから一度に大量に仕入れるのではなく、熟成具合がいつも同じような仕入れに気遣っているという。さらにナツメグ、粒コショウの香りが美味しさを引き立たせる。フォンデュは日本の鍋同様、ひとつの鍋をみんなで囲み、語らいながらゆっくり食事をするのに適したメニューではないだろうか。
チーズ・フォンデュを味わった後は、オイル・フォンデュの登場。ビーフ、チキン、海老を串刺しにし、オイルの中へ入れる。ビーフはレアなら30秒、ミディウムなら1分程。チキンは約2分。海老は、油の立てる音をききながら、わくわくしながら30秒。熱々のうちに、スパイシー・トマト、マスタード、ガーリック、スウィート・チリの4種類のホームメイド・ソースにつけていただく。350度という高温のオイルにくぐらせるのに、食感は決してオイリーではないのが不思議だ。
チーズとオイルのフォンデュ・セットを堪能した後は、食感が爽やかな果物の種類も豊富な、チョコレート・フォンデュで決まり。巷で流行っているチョレート・フォンデュのように胸焼けしそうな甘ったるさがなく、ほんのりリキュールが効いたダーク・チョコに季節の果物をくぐらせ、ゆっくりとつつく。身体の芯まで温まるひとときを、大切な人と過ごす、素敵なフォンデュ・ナイトだ。
同店はほかにもフランス料理の各ディッシュがそろっていて、40人までのバースデイをはじめ各種パーティも請け負っている。アクセスはウィンヤード駅からバス246、247、248、249などでミリタリー・ロードまで。

CJ’s French Restaurant
Shop 4, 99-111 Military Rd., Neutral Bay
☎(02) 9908-1161
火~土6PM~11PM
酒類ライセンスあり(ワインのみBYO可)


日本人シェフの繊細なイタリア料理、シックスティーン

フィグ・ウィズ・プロシュート・ゴルゴンゾーラ・クリーム($21)

いわしのパスタ(アントレ$21/メイン$27)

ホウレんソウとリコッタ、卵の黄身のラヴィオリ、バターのはいったナポリターナ・ソース($21)

店内

シドニー・モーニング・ヘラルド・グッド・フード・ガイド2ハット受賞のブオン・リコルドで5年腕を振るった日本人・龍(りゅう)シェフが、今年2月25日に開店したばかりの気になる店。既に地元の常連客がつき、金、土は予約なしでは入れないほどの人気だという。高い天井、モダンな内装だが、同時に落ち着いた雰囲気。

メニューは、アントレ3品、パスタ3種、メイン5品、サイド4品、ドルチェ3品、そしてボードのスペシャル・メニューが常時5品。アントレではチェアド・トラウト($16)とアンティパスト($15)が人気、メインでは、バルサミコを使った酸味のある甘さのソースが魅力の和牛のパンフライ($33)が大人気だそう。ドルチェは自家製のオレンジ・タルト、チョコレート・ムース、アフォガート。ワイン・リストは、イタリア産をメインに、ドイツ、オーストラリア、ニュージーランド産もあり、イタリアのビールも飲める。

取材時には本日のスペシャル・メニューから3種紹介してもらった。自家製パスタを薄く伸ばして作ったラヴィオリは、リコッタとホウレンソウ、そして卵の黄身が入っていて、割ると中から黄身がとろりと出てきて、ナポリターナのソースにコクをもたらす。そのまま、またはパルメザン・チーズをかけて、最後はサワードウのパンで楽しもう。

プロシュートで巻いたイチジクにゴルゴンゾーラ・チーズ・クリームがかかった一品は、暖かくさわやかなイチジクがプロシュートの塩味と臭みのないゴルゴンゾーラの濃厚さにマッチした見事な味わい。

イワシのパスタは、ケイパー、オレガノ、トマト、チリ・オイルのソースにオレンジの果汁と白ワイン・ヴィネガーでマリネした刺身レヴェルの新鮮なイワシにちょっとだけ火を通して混ぜ合わせたソースにリングイニが素晴らしく合う。あっさりでくせになる美味しさなだけでなく、日本人を唸らせるアルデンテの茹で加減も最高!

仕入れによっては和テイストのイタリア風しめサバなどのスペシャル・メニューにお目にかかれるかもしれず、そちらからも目が離せない、足繁く通いたいレストランだ。

 

16 – Sixteen

236 Military Rd., Neutral Bay

(02)9909-0160

ディナー(火~日)6PM~9:30PM(ラストオーダー) 月休

酒類ライセンスあり BYO(ワインのみ)



スペイン・バルの冬のスペシャル・メニュー、ジャパズ

ジャパズ・ブイヤベース($20)

ウォーム・ブルー・チーズ・ウィズ・ブラック・ガーリック〜洋梨&サフロン・ハニー($14.50)

チョコレート・ムース・パフェ〜小倉アイスクリーム($10.50)

ミリタリー・ロードからウィコム・ロードを入って左手3軒目に位置するジャパズは、テツヤズで6年活躍したヒロさんこと高木将宏さんオーナー・シェフとしてオープンン、丁度この6月頭で3周年を迎える。7~8品+デザート、コーヒー付きのテイスティング・メニュー($68)が人気だが、タパス(小皿料理)でお酒を楽しむスペインのバル(Bar)がベイスになっている。
冬のスペシャル・メニューから紹介していただいたメニューは、ジャパズ・ブイヤベース。仕入れによって若干内容は変わるけれど、取材日はホタテ、海老、サケのダシがよく出た濃厚なスープに、ガーリックが効いたホット・ソースがトッピング、奥深いリッチな味わい。
アントレとしても食事の後のチーズ・プラッターとしてお楽しめるウォーム・ブルー・チーズは、表面をバーナーで焼いたチーズとデイツの相性が抜群だが、さらに黒ガーリックとの組み合わせも最高で止まらない美味しさ。ぜひワインのおともにどうぞ。
デザートのチョコレート・ムース・パフェと小倉アイスクリームは、リキュールの効いた大人の味わいの小倉アイスクリームに優しい口当たりのチョコレート・ムースの相性が良く、コーン・フレイクのシャリシャリ感がアクセントになって、和洋の見事な調和が楽しめる一品。ほかにも甘酒と日本酒のアイス・クリームとストロベリー・ソースの組み合わせのデザート、またレイズン・トーストで作ったシェリー入りスペイン風フレンチ・トーストなど、そそられるデザートがスラリ。
人気メニューは、スウィート・ソイ&オニオン・バターのホタテ(一個$6)。シグネチャー・ディッシュのとろけるくらい軟らかく煮込まれた和牛ビーフの頬肉($17)もマストな一品。
日本酒との相性がいいのは意外な驚きで、日本酒3種のテイスティング・グラス($17)は、スペシャル・メニューをオーダーすると$12で楽しめるので、ぜひお試しを。にごり酒をベイスにしたホワイト・サケ・サングリア(グラス$10)も同店オリジナルなのでこちらもお見逃しなく。

Japaz
165 Wycombe Rd., Neutral Bay
☎(02)9904-0688
ディナー(月~土)6PM~10PM
酒類ライセンスあり(月~木はワインのみBYO可)

*2011年5月11日現在の情報

Score 13/20 by SMHGFG2011


シドニーで本格フラメンコ・ショウも楽しめるスペイン料理店、スパニッシュ・タパス

チキン&シーフード・パエリア(2人$55)

ガーリック・プロウン($16.50)

ガーリック・マッシュルーム($13.50)

スパニッシュ・チョリソ($12)

サングリア(1L$19.50)

フラメンコ・ショウ

シティにあるスペイン料理店がのきなみスペイン人以外のオーナーに代わっている昨今、貴重なスペイン人経営のスペイン料理店であり、金土は本格的なフラメンコ・ショウも楽しめる。オーナーのハリーが若干19歳で創業、今や17年の老舗。ハリーの夫人が経営するフラメンコ・スクールからショウのためのプロのフラメンコ・ダンサーが派遣されるという。コートヤード80席、2階席90席を合わせ、280席もあるレストランだが、土曜日は満席どころか、2回転しているテイブルもたくさん。20人程の誕生パーティのグループもいくつかあり、あちこちからバーズデイ・ソング合戦が始まる明るい客層がメイン。
サングリアはグラス、0.5L、1Lとあり、飲み口の良いさわやかな味。そのほか、スペイン・ワインも豊富にあるので、ウェイターに相談してみて。
料理は30種類もあるタパスが人気。3大人気はガーリック・プロウン、ガーリック・マッシュルーム、スパニッシュ・チョリソ。そして、チキン&シーフード、シーフード、チキン、ヴェジタリアンの4種類あるパエリアが同店のシグネチャー・ディッシュだ。サイズも2人前、3人前、4人前がオーダーできる。素材の味が生きたあっさりめの味付けで、サフランなどのだしが効いてライスもふわふわでチキンもふわふわ、イカと海老、ムール貝はぷりぷり。スペインの米カラスパッラを使用しているため、ライスがいつまでもふわふわなのだそう。ほかの米だと10分たつとカチカチに固まってしまうとか。
デザートはチュロス($9.50)、クレーム・キャラメル($8.50)が人気。3時間までサングリア飲み放題付きのお得なバンケット・メニュー(1名$55~)も要チェック。

Spanish Tapas
28 Glebe Point Road, Glebe
☎ (02) 9571-9005
ランチ(水~日)12PM~3PM
ディナー5:30PM~Late(ラストオーダー11PM)
ライブ・フラメンコ・ショウ(金土)9PM
酒類ライセンスあり

*2011年4月現在の情報


歴史的建造物と可愛い家具で雰囲気抜群、ザ・コモンズ・ローカル・イーティング・ハウス

ベスト・オブ・ファーム・ベジタブルス($24)
和牛ビーフのカルパッチョ($22)
シーゾナル・プロデュース・プレイト($20)

 


160年前という、オーストラリアに現存する建物の中でもごく初期の、雰囲気抜群の歴史的建造物を生かしたレストラン。シンプルなヨーロピアン料理の糧食、ランチ、ディナーがいただけるほか、博物館などで展示されている時代に迷い込んだような地下のバーで、ジャズ演奏も楽しめるバー。サザン・ハイランドにあるワイナリー「マウント・アシュビー・エステイト」のレストランと同じような歴史情緒たっぷりで、どっぷり浸れる店だ。

入り口のコートヤードには可愛い丸テイブルとイスが並ぶ。廃材を利用して作った家具で、天井には植木が吊り下がり、ローマ・トマトの空き缶にハーヴが並んでいたり、とにかく、可愛いのだ。

土日は終日3時まで朝食が楽しめ、昼食はサンドウィッチ($10)、本日のタルト($14)、本日のパイ($12)、オーガニック・チーズ・バーガー($18)など。ディナーは口の中でとろける極薄の和牛ビーフのカルパッチョ($22)、3種類の料理(取材日はトマト、バジル、トーストのサラダ、ズッキーニ・フラワーのリコッタ・チーズ詰め、アスパラガスに3時間かけて作る温泉卵&パルメザンチーズ載せ)が載ったシーズナル・プロデュース・プレイト($20)、新鮮なたっぷり野菜をヨーグルト・ナッツ・ソースで味付けしたベスト・オブ・ファーム・ベジタブルス($24)。

供給された素材ありきでメニューを作り、なるべくシンプルに素材の味を楽しめる、という日本の食べ方にも通じる味作りが基本だ。月に一度メニューを入れ替え、その中でも素材によって毎週少しずつメニューが変わる。まろやかで優しい味の伝統的料理と美味しいワインやお酒を、歴史的雰囲気の中で味わい、楽しい時間が過ごせること間違いなし。日本から訪ねて来た友達や親戚を案内してもきっと喜ばれるはず。

 

The Commons Local Eating House

32 Burton St., Darlinghurst

(02)9358-1487

朝食(土日)8AM3PM、ランチ(木~日)12PM3PM

デシナー(火~日)6PMLate、アフタヌーン・ドリンク(木~日)3PM6PM

酒類ライセンスあり

Score 13/20 by SMHGFG2011

 


ナポリ・スタイルの”もっちり”ピッツァ、ルチオ・ピッツェリア

アンティパスト・ミスト・フォー・トウー($26)。コロッケ、ライス・コロッケ、ドウで作られたスティック・パン、ロースト野菜、リコッタ・チーズ、オリーブ3種、柔らかく香ばしいプロシュート&メロン、と盛りだくさん。

フレット。モッツアレラ、チェリー・トマト、ロケット、プロシュート&シェイブド・パルメザイン($21)。弾力のあるピッツァのドウは、ピッツァの本場ナポリ出身のルチオならでは。それに最高の具を載せ、アツアツでいただく。モッツァレラもごくあっさりで、プロシュート、ロケットなどの生の素材が口の仲に新鮮さをもたらす。

トルティーノ・アル・チョコレート($12.50)。外側がカリっとしていて、食べると中からアツアツのチョコレートが溶け出し、ヴァニラ・アイス・クリームの冷たさがまたたまらない。

店内

パーマー・ストリートの白いコンプレックスの中庭に面したウォーク・イン・オンリー(予約不可)のルチオ・ピッツェリアには、夕方6時少し前になると、わらわらと人が集まり、一気にテイブルが埋まっていき、6時過ぎると満席状態! 満席の場合は電話番号を残して近くのパブで飲んでると、テイブルが空くと連絡をもらえるシステム。オーナー・シェフ、ルチオの作るナポリ・スタイルのピッツァは開店して2年でこんなに人気だ。
「ピッツァばかりではなく、何でも美味しい」とすべて食べたことがあるという常連さんが隣の席から声をかけてくれる。スタッフも明るく丁寧にサーヴィスしている、気持のいい雰囲気の店。
取材時、アントレには大人気のアンティパストの盛り合わせを紹介してくれた。3人で食べても多いくらいの量。コロッケ、ライス・コロッケ、ドウで作られたスティック・パン、ロースト野菜、リコッタ・チーズ、オリーブ3種、柔らかく香ばしいプロシュート&メロン、と盛りだくさん。ピザともよくあう、軽い赤、ハウス・ワインのキャンティーナをサーヴしてくれる。ワインはやはり一番イタリア料理とあうという理由からイタリアン産が勢ぞろいだ。
弾力のあるピッツァのドウは、ピッツァの本場ナポリ出身のルチオならでは。それに最高の具を載せ、アツアツでいただく。モッツァレラもごくあっさりで、プロシュート、ロケットなどの生の素材が口の仲に新鮮さをもたらす。
すべて手作りのデザートの中でも、忙しくない時だけのメニューといって取材の為に特別に出してくれたのは、オーダーを受けてから10分かけて焼き上げる、トルティーノ・アル・チョコレート。外側がカリっとしていて、食べると中からアツアツのチョコレートが溶け出し、ヴァニラ・アイス・クリームの冷たさがまたたまらない。とろけるチョコに、全身とろけてしまった。

Lucio Pizzeria
Shop 1, 248 Palmer St., Darlinghurst, 2010
☎(02)9332-3766
水~月6PM~10PM
酒類ライセンスあり

*2011年3月5日の情報です。

Score 14/20 by SMHGFG2011


クラシックなフランス料理とワインを堪能 タステヴィン・ビストロ&バー

デュオ・オブ・ローステッド・ダック・ブレスト($32)

ニョッキ・ア・ラ・パリッシエンヌ・ソウテッド($17)

フランベッド・グラン・マニエ・クレイプ・スゼッテ・ウィズ・クレメ・フルーチェ・アイス・クリーム($14)

外観

ヴィクトリア・ストリートをキングス・クロス駅方面から歩いてすぐ、左手タイガー・ベイカーズというカフェの右側の階段を上に登ると、手前にエレガントな雰囲気のレストラン、奥にワイン・バーがあい、オーナー・シェフでフランスとイタリアのソムリエでもあるアレックス氏が極上の笑顔で迎えてくれる。
ひと昔前と違って最近ではシドニーでも珍しくなくなってきた、本格的かつクラシックなフランスの味を提供しているレストラン。ワイン・バーでは鴨のてリーヌやフランス産チーズの盛り合わせなどを食べながらワインを楽しめる。
取材には丁度パンが焼き上がり、極上の香りを漂わせていた。「夕方6時には焼きたてのパンが楽しめますよ」と日本人シェフのヨシさん。「ファイン・ダイニングのような雰囲気でありながら、料金は高くないビストロのメニューですので、気軽に来て頂けると思います」とも。
上品でクラシックではあるが、今風に表現しているメニューの数々、まずメイン、鴨は2種類の部位を使っている。低温で調理した軟らかい鴨の皮をもう一度パリパリに焼き上げる胸肉は、真ん中がレアな感じを楽しめる。そして、足はよく焼いてあるがこちらも軟らかく、同じ鴨で2度楽しめるメニューだ。同店のシグネチャー・ディッシュ、フランスのニョッキはシュー・クリームの生地で出来ている。だからなのか、ふわふわの柔らかさがあっさりだけどコクのあるクリームと一体化している。ディジョン・マスタードを使っているそう。女性に大人気でリピーターも数多い。
テイブル上でフランベしてくれるクレイプも大人気だ。大人のオレンジの味と、フランスのサワー・クリームで作られたアイスクリームがたまらない。
ランチも狙い目。本格的にオントレ、メイン・コースのロースト・ポーク、ビーフ、フィッシュ、またはラムが良心的な料金で食べられる。
ワインはアレックスに相談して。日本語が必要な場合はヨシさんが答えてくれるので安心。客はレストラン業界が多く、フランス人も多いとのこと。客層から味への信頼が伺われる。

Tastevin Bistro & Wine Bar
Level 1, 292-294 Victoria St., Darlinghurst
☎(02)9356-3429
ランチ 金~日12PM~3PM、ディナー 水~月6PM~Late
酒類ライセンスあり

Score 13.5/20 by SMHGFG2011


ファイン・ダイニングでヴィーガン料理も堪能、オットー・リストランテ

ベイビー・ハーブとピスタチオ、ホースラディッシュをあしらった薄切りビートルート($24)

ヴェジタブル・スパゲッティ($24)

ミックス・ベリー、アガ(寒天)・ジェリー、レモン・ソルベとオーガニック・フラワー($18)

店内

外観

ウルムルー湾のウォーター・フロントの1ハット・レストラン。48時間前ならテイスティング・メニュー($130、マッチング・ワイン付きは$190)をヴィーガン一色でリクエストできるという貴重な店。見た目も美しく飾られた料理はヴィーガンやヴェジタリアンではくともそそられる。取材時、隣のテイブルでは、1人がヴィーガン、1人がステーキ、1人がパスタと3人3様に料理を楽しむグループを目撃。
ア・ラ・カルト用に常備されたヴィーガン・メニューは5種(アントレ$24、メイン$34)で、当然デザート($18)もあり、取材にはそれらのメニューを紹介してくれた。
まず、新鮮で弾力のあるサワードウ2種が運ばれ、たっぷりのオリーブ・オイルを注いでくれる。ほどなく、薄切りビートルートのディッシュが運ばれるが、その美しさにまず目を見張ることになる。0.5ミリほどのごく薄切りスライスと1cm角のキューブのビートルートがマカデミア・ナッツのようにカットされたホースラディッシュや花とベイビー・ハーブとともに盛られている。口当たりがよく、さわやかであっさりとした上品な味わい。
野菜スパゲティは、キュウリ、人参、ポテトを麺状にし、ディル、ミントなどのハーブとバジル、レモン、シャルドレー・ヴィネガーを使ったチェリー・トマト・ソースに浸していただく、これまた夏のさわやかさが口一杯に広がる一品。とにかくメインもデザートも美味しさにうっとり。
これまでのヴィーガンのもつ味のイメージが一掃され、「ヴィーガン料理は上品で美味しいもの」という形容に上書きされるのを感じるだろう。メニューは季節や仕入れの野菜で変わり、冬にはステーキ状のナスのディッシュがあるそう。
ヴィーガン以外にも、乳製品使用のヴェジタリアン・メニューもある。ビートルートとゴート・チーズのラヴィオリ($29)、スィート&サワー・トマト・ソースのヴェジタリアン・スパゲッティ($30)、ブッラータ・チーズのスピナッチ・リゾット(アントレ$29、メイン$39)など。

Otto Ristorante
Area 8, 6 Cowper Wharf Rd., Woolloomooloo
☎(02)9368-7488
月~日12PM~10:30PM
酒類ライセンスあり

★1 Hat, Score 15.5/20 by SMHGFG2011