オーストラリア(シドニーとちょっとメルボルン)のグルメ情報

スペイン

ファイン・ダイニンング級タパスをカクテルやワインと、エミロウ・タパス・バー

黒の外観に真っ赤な店内、通りより一段高い位置にある正面入り口前のテラス席からはバーク・ストリートを見下ろす形になる。洗練されてはいるが同時にカジュアルな雰囲気の造りが、オーナー・シェフのクリスがスペインでよく通っていたバル(タパス・バー)に似ているという。
タパスといっても同店ではモダンかつファイン・ダイニング級のクォリティのものを提供している。しかもオリジナリティに溢れていて、特別メニューの16時間煮込んだという「ポーク・ベリー」は、フレンチ・スタイルの極めの細かいスムーズな人参のピューレをソースに、グリルして焦げ目をつけカラメライズドさせたイチヂクを添え、まるでフランス料理のような豪華さ。味も絶品で、煮込んだために油もそぎ落とされ胃にも優しい。
シグネチャー・デイッシュの「ズッキーニ・フラワー」は中に詰められたクリーミーで酸味のあるゴート・チーズとトリュフ・ハニーの濃厚さにとろけてしまう。ほかにも人気のブラック・ガーリック・キング・プロウン、マトウダイと豚のほほ肉のグリルに、イカ墨のパエリア($33)などパエリアも3種。
デザートも極上だ。「チョコレート・タルト」は濃厚で甘くなくビートのチップとオレンジの皮が味のポイントになり、添えられたピーナッツ・バターのアイス・クリームも最高。
カクテルにもひと工夫ある。焦がしパイナップルのダイキリ($18)はここでしか飲めないオリジナル。ポーク・ベリーとマッチするとすすめてくれた。
月曜は全てのカクテルが$14、木曜はパエリアとサングリアで1人$25、金曜はデガステイション・メニューとマッチング・カクテルまたはワインが$99、など毎日スペシャルがあるのも楽しい。
金土は絶対に予約が必要だが、夜遅くまで営業しているのが嬉しい。また、シーフォースにワイルド・バンチ・フード&ワインという系列店もある。

Burnt Pineapple Daquiri 18

Stuffed zucchini flowers w goats cheese & truffle honey 23

Pork belly w spiced carrot & honey puree 30

Chocolate tarte w beetroot & peanut butter icecream 14

Emmilou Tapas Bar
413 Bourke St., Surry Hills
☎(02)9360-6991
ランチ(金土)12PM~5PM、ディナー(月~土)6PM~深夜
酒類ライセンスあり

*2012年2月2日の情報です。(Japaralia March 2012 サリー・ヒルズ特集)
Score 13/20 by SMHGFG2012 (The Sydney Morning Herald Good Food Guide 2012)


スペイン・バルの冬のスペシャル・メニュー、ジャパズ

ジャパズ・ブイヤベース($20)

ウォーム・ブルー・チーズ・ウィズ・ブラック・ガーリック〜洋梨&サフロン・ハニー($14.50)

チョコレート・ムース・パフェ〜小倉アイスクリーム($10.50)

ミリタリー・ロードからウィコム・ロードを入って左手3軒目に位置するジャパズは、テツヤズで6年活躍したヒロさんこと高木将宏さんオーナー・シェフとしてオープンン、丁度この6月頭で3周年を迎える。7~8品+デザート、コーヒー付きのテイスティング・メニュー($68)が人気だが、タパス(小皿料理)でお酒を楽しむスペインのバル(Bar)がベイスになっている。
冬のスペシャル・メニューから紹介していただいたメニューは、ジャパズ・ブイヤベース。仕入れによって若干内容は変わるけれど、取材日はホタテ、海老、サケのダシがよく出た濃厚なスープに、ガーリックが効いたホット・ソースがトッピング、奥深いリッチな味わい。
アントレとしても食事の後のチーズ・プラッターとしてお楽しめるウォーム・ブルー・チーズは、表面をバーナーで焼いたチーズとデイツの相性が抜群だが、さらに黒ガーリックとの組み合わせも最高で止まらない美味しさ。ぜひワインのおともにどうぞ。
デザートのチョコレート・ムース・パフェと小倉アイスクリームは、リキュールの効いた大人の味わいの小倉アイスクリームに優しい口当たりのチョコレート・ムースの相性が良く、コーン・フレイクのシャリシャリ感がアクセントになって、和洋の見事な調和が楽しめる一品。ほかにも甘酒と日本酒のアイス・クリームとストロベリー・ソースの組み合わせのデザート、またレイズン・トーストで作ったシェリー入りスペイン風フレンチ・トーストなど、そそられるデザートがスラリ。
人気メニューは、スウィート・ソイ&オニオン・バターのホタテ(一個$6)。シグネチャー・ディッシュのとろけるくらい軟らかく煮込まれた和牛ビーフの頬肉($17)もマストな一品。
日本酒との相性がいいのは意外な驚きで、日本酒3種のテイスティング・グラス($17)は、スペシャル・メニューをオーダーすると$12で楽しめるので、ぜひお試しを。にごり酒をベイスにしたホワイト・サケ・サングリア(グラス$10)も同店オリジナルなのでこちらもお見逃しなく。

Japaz
165 Wycombe Rd., Neutral Bay
☎(02)9904-0688
ディナー(月~土)6PM~10PM
酒類ライセンスあり(月~木はワインのみBYO可)

*2011年5月11日現在の情報

Score 13/20 by SMHGFG2011


シドニーで本格フラメンコ・ショウも楽しめるスペイン料理店、スパニッシュ・タパス

チキン&シーフード・パエリア(2人$55)

ガーリック・プロウン($16.50)

ガーリック・マッシュルーム($13.50)

スパニッシュ・チョリソ($12)

サングリア(1L$19.50)

フラメンコ・ショウ

シティにあるスペイン料理店がのきなみスペイン人以外のオーナーに代わっている昨今、貴重なスペイン人経営のスペイン料理店であり、金土は本格的なフラメンコ・ショウも楽しめる。オーナーのハリーが若干19歳で創業、今や17年の老舗。ハリーの夫人が経営するフラメンコ・スクールからショウのためのプロのフラメンコ・ダンサーが派遣されるという。コートヤード80席、2階席90席を合わせ、280席もあるレストランだが、土曜日は満席どころか、2回転しているテイブルもたくさん。20人程の誕生パーティのグループもいくつかあり、あちこちからバーズデイ・ソング合戦が始まる明るい客層がメイン。
サングリアはグラス、0.5L、1Lとあり、飲み口の良いさわやかな味。そのほか、スペイン・ワインも豊富にあるので、ウェイターに相談してみて。
料理は30種類もあるタパスが人気。3大人気はガーリック・プロウン、ガーリック・マッシュルーム、スパニッシュ・チョリソ。そして、チキン&シーフード、シーフード、チキン、ヴェジタリアンの4種類あるパエリアが同店のシグネチャー・ディッシュだ。サイズも2人前、3人前、4人前がオーダーできる。素材の味が生きたあっさりめの味付けで、サフランなどのだしが効いてライスもふわふわでチキンもふわふわ、イカと海老、ムール貝はぷりぷり。スペインの米カラスパッラを使用しているため、ライスがいつまでもふわふわなのだそう。ほかの米だと10分たつとカチカチに固まってしまうとか。
デザートはチュロス($9.50)、クレーム・キャラメル($8.50)が人気。3時間までサングリア飲み放題付きのお得なバンケット・メニュー(1名$55~)も要チェック。

Spanish Tapas
28 Glebe Point Road, Glebe
☎ (02) 9571-9005
ランチ(水~日)12PM~3PM
ディナー5:30PM~Late(ラストオーダー11PM)
ライブ・フラメンコ・ショウ(金土)9PM
酒類ライセンスあり

*2011年4月現在の情報


陽気に語り合いながら極上のスパニッシュを、キャンティーナ・バー&グリル

パリっと焼かれたハモンがグリルしたフィグの上に載っていて、口へ入れるとフィグがとろりととろける。ロケットとパルメザン・チーズのスライスとバルサミコ・ドレッシングが最強のコンビネイション、グリルド・フィグ・サラダ($15)。奥は、バレンシア風はチョリソがはいってるのが特徴。それでいて決してしつこくなくサッパリとしている。ムール貝と海老の火の入り具合が絶妙のシグネチャー・デイッシュ、パエリア・バレンシアーナ($35)。

海老とほたてを赤ピーマンにつめて揚げたものをアイオリ・ソース、トマトみじん切り、バジル、レモンでいただくスカロップ&プロウン・タパス(1個$5)。カラっと揚がってるので胃にもたれない一品。

まるでデカンタにいれて空気を含ませたような軽い味わい、サングリア(1/2 curafe $15)

中がトロトロ、軽くてしっとりしてるんだけど、パリパリの上のカラメルも甘すぎずビターすぎない。陶然とさせる一押しデザート、クレマ・カタラーナ($9)

2006年2月にオープンして4年、満員御礼のスパニッシュ・レストラン。元フレンチのシェフがリサーチにリサーチを重ね、バレンシア地方の味を上品に表現した料理と豊富なバーのメニューが特徴の活気溢れるレストランだ。
「極上のスペイン料理をフレンドリーで楽しい雰囲気の中味わってほしい」というオーナーの意志がインテリアにも現れていて、赤をメインに暖色系の空間に楽しげな色合いがアクセントになっている店内。そして1階、2階とも、真ん中にバーがあるのが特徴。2階にはタバコを吸えるパティオもあり、喫煙者にとっては通りの出る必要がないのもありがたい。
料理はタパス・スタイル、みんなでシェアできるディッシュがズラリ。シーフードもさることながら、アンガス・ビーフ、和牛などのメニューもあり、幅が広い。経験豊富なチャレンジ精神旺盛なシェフが作る料理はすべて、火加減が絶妙なので、それを堪能しよう。そして特筆すべきが、ここのデザートのクレマ・カタラーナ(スペイン番のクレーム・ブリュレ)。どうしてこんなに舌触りがふわっと軟らかく焼けるんだろう、と質問をしたところ、極弱火でじっくりと1時間以上かけて焼き上げるから、という。調理のプロセスを大事にするからこその味わい、感動の一品。
とにかく週末は超満員で、テーブルは2回転以上。わりと若い層のグループが多いが、カップルや家族団らんの子供ずれも。

Cantina bar + grill
245 Oxford street, Darlinghurst
☎(02)9357 3033
ランチ(木〜金)12PM〜3PM
ディナー(無休)6PM〜11PM
酒類ライセンスあり

*2010年2月現在の情報


コンテンポラリーとトラデイショナルの融合、ラクエルズ・スパニッシュ・キッチン

グリルではなくフライパンで焼くので、ソースが海老によくしみ込んでいる、ガムバス・ラクエル($18.90)。ガーリックを使用してないのが嬉しい。ロング・ライスのピラフにもよく味がしみ込んでいる。

皮がぱりっとして、中はふわふわでトロトロ。甘酸っぱいソースはカラメライズしたタマネギから作られていて旨味がギュッと詰まった味。極上の美味しさを! ロースト・ポーク・ベリー($16.90)

オーダーをしてから10分かかるパエリラ・デ・ポリー・マリスコス($59.90)。焼き上がってからさらに、20分寝かせてから食べるのが通(味がよくしみ込む)。ポーク・リブが入っているので、コクがあり、ガーリックを使ってないので、胃に優しい味。通常2人前となっているが、アントレや他のメインも頼んで4-5名で楽しんでは?

1989年にオープンした老舗スペイン料理店。シティのリヴァプール・ストリート沿いのスペイン料理レストランのいくつかの経営がスペイン人以外に移り変わり、スペイン人のシェフがいなくなってきてる現状の中、ラクエルズはマドリッド出身のシェフ、マリアが「美味しいものを食べさせたい!」オーラで調理している。
店内はスペインのトラディショナルなアイアン・レールをふんだんに使用、奥には各地から取り寄せた皿が飾られていて、雰囲気がある。合わせて同店は毎日のようにスペイン語を話す人々で賑わう。地元のレギュラー客をはじめ、スペインはもちろん、南米出身の客も多い。
料理は何年かおきに地元マドリッドやスペインへ出向き、料理を研究しているマリアが、コンテンポラリーもトラディショナルも、素材を厳選して精魂込めて作り上げる。サフラン、パプリカ、オリーヴ・オイル、ライスはスペインからの直輸入を使用のこだわり具合だ。トラディショナルはしっかりとスペインの味をベイスにしていて、「スカロップ・ウィズ・ブルーチーズ」などのコンテンポラリーのメニューも豊富。スペイン料理というと、ガーリックをふんだんに使用しているとおもわれがちだが、マリアはガーリックなしの料理も作る。同店のパエリアにはガーリックが使われていないため、かなり胃に優しいし、ガーリックが口に残らないので食後感がさわやか。スペイン産ワインも充実しているのも嬉しい。

Raquels Spanish Kitchen
78 Oxford Street, Darlinghurst
☎(02)9331-6806
5PM〜深夜 無休
酒類ライセンスあり(ワインとシャンパンのみBYO可)

*2010年3月現在の情報